オランダ ロッテルダムにあるブライドープ動物園(Blijdorp)。 見どころやチケット購入方法、動物園の様子など、 ロッテルダム動物園を実際に訪れて分かった情報を掲載しています。
ロッテルダムのブライドープ動物園
Blijdorp Zoo (オランダ語:Diergaarde Blijdorp)
オランダのロッテルダム市内に、ブライドープ動物園( Blijdorp Zoo) があります。ブライドープ動物園は1857年に開園された歴史ある動物園です。ロッテルダムの街は、第二次世界大戦の被害を受けたため、市内の建物が建物が爆撃で焼失し、戦後に建てられた近代的な街並みになっていますが、ブライドープ動物園は、元の動物園の場所から移動し、戦争での焼失を免れたのだとか。そのため、歴史ある建物が残っています。 25ヘクタールというかなり広い動物園で、180種類以上の動物が居り、2001年に水族館がオープンするなど見どころが年々増加しています。
入場チケット
入場ちはチケットが必要です。公式ページのほか、 ロッテルダム動物園の入場チケットを日本語で、オンライン割引価格で購入できるサービスがありおすすめです。
ブライドープ動物園へ行ってきた時の様子と見どころ
ロッテルダムのブライドープ動物園へ実際に行ってきた時の様子です。(2022年)
動物は本当に沢山!
ブライドープ動物園はぞう、きりん、虎、ライオン、白熊などなど、本当に色々な動物がいる動物園になっています。動物園で人気のある色々な動物が居ました。
虎が寝ている所も見る事が出来ました!
ダチョウが近づいてて来た時には、近すぎて思わずうしろずさり。動物を近くに感じられる動物園です。
とはいえ、ここは動物園。必ずしも行った時に見たい動物が見たい姿で見れるわけではありません。白熊は、パンフレットでは良い感じで泳いでいる写真でしたが、見に行った時には、泳ぐ気配は全くありませんでした。残念(笑)
ロッテルダムの動物園にはかなりの数の動物がいるので、1日ですべての動物を見るのは少し難しいかもしれません。事前に見たい動物や行きたい場所を確認しておくと当日はスムーズかと思います。
ゾーン分けされた動物園
ブライドープ動物園は、アジア、アフリカなど7つにゾーン分けされた動物園になっていて、それぞれのゾーンごとに見どころがありました。
- OCEANIUM 水族館
- NORTH AMERICA 北アメリカ
- SOUTH AMERICA 南アメリカ
- ASIA アジア
- AFRICA アフリカ
- EUROPE ヨーロッパ
- AUSTRALIA オーストラリア
水族館
おすすめのゾーン、まずは水族館があるOCEANIUM 。
水槽のトンネル!オランダではなかなか珍しい。北海の魚や熱帯魚など様々な水槽があり、見た目にも楽しい水族館になっていました。思ったより広かったです。
アマゾン
南アメリカゾーンにあるAMAZONIAという熱帯雨林コーナー。ピラニアやタランチュア、アナコンダなど珍しい生き物の展示がありました。この部屋だけとても蒸し暑いので、寒い時期に行くときには寒さしのぎにも良さそうです。
アジア
アジアコーナーには中国のお庭がありました。
動物を見るだけでなく、ただ歩いているだけでも面白いものもありました。
何だろうこれと思って近づいたらゴミ箱でした。面白い(笑)。
中に入ってガラパゴスゾウガメになって写真撮影(笑)写真撮影コーナーは有利料のものもありましたし、こんな風に無料で写真撮影できるコーナーもありました。
目的の動物を見るのはもちろん、ゾーンごとに動物園を楽しんだり、動物園を歩いているだけでも楽しいスポットが色々ありおすすめです。
学びが多くまるで動物のミュージアムのよう
ブライドープ動物園は、ただ動物を見るだけでなく動物についての学びがあるのが印象的でした。まるで動物に関するミュージアムのような印象です。
こちらは水族館コーナーにあった、プラスチックごみとその被害についての展示。
こういった展示、オランダのミュージアムは子供の興味を引くのがとても上手だなと思います。左側がくらげ、右がゴミ。クラゲと間違えてゴミを食べてしまう、という展示が視覚的にとても分かり易いです。
どんなゴミで被害を受けているのは、穴を覗くと見れます。ただストローやビニール袋が置かれているより、次の穴は何だろう?と子供は興味を持って覗き込みますよね。よくできた展示でした。
動物の説明も面白い
各動物の前にはそれぞれの動物の説明(オランダ語と一部英語)があります。どの動物園でも名前やどこの動物なのか説明はあるかと思いますが、ブライドープ動物園は、寿命や大きさなどが分かり易く書かれています。
温和そうな見た目の動物が実は危険度が高い、思ったより危険ではないなど気づきがあり面白いです。そして人間の身長が180cmなのは、高身長のオランダらしいですね。オランダ語の説明が主ですが危険度などは、公式アプリ(後述)で英語で見る事が出来ました。
説明はオランダ語が中心
諸々面白い説明やクイズコーナーなどの展示があるのですが、ブライドープ動物園はオランダ語が中心でした。 学習的な展示はプラスチックごみの展示など、視覚的に分かるものはオランダ語が分からなくても楽しめるものもありましたが、 映像やクイズなど、オランダ語が分からないと参加しづらいものも多かった印象です。
子供の遊び場が充実
オランダは、どこに行っても子供の遊び場(+近くに親が座れるスペース)がある場所が多い気がします。ここブライドープ動物園も遊び場に子供が沢山。特に、OEWANJA KINDER JUNGLEという場所は巨大な遊具がありとても楽しい場所で、子供がハマり2回も行くことになりました。子連れの方はここが危険ゾーンです(笑)
メインの遊具は大規模なので大きい子向けですが、近くに小さい子向けの遊具もありました。
屋内の遊び場もありました。近くにレストラン用のいすもあります。雨の日や寒い日には良さそう……と思っていたのですが、動物の臭が強くて私は長居できず。気にならない人には良さそうです。
レストラン
動物園内にはレストランもあります。
メニューは、オランダでおなじみ、ポテトやハンバーガー、サンドイッチなどです。ポテトはさすがオランダ、美味しかったです。ホットドッグに見えるこちらのパンは Broodje Unoxという名前で販売されている、オランダ名物Unoxソーセージのサンドイッチです。
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園内は飲食持ち込みが出来たので、持参するのも良さそうです。屋外も屋内も座って食べられるスペースが沢山ありました。
お土産コーナー
駐車場側の入口近くにお土産のショップがありました。動物関係の本やグッズが沢山。とてもかわいいデザインのものも多かったので、子供や動物が好きな方へお土産を買うのにも良いお店だと思います。
ミッフィーの絵本「うさこちゃんとどうぶつえん」のオランダ語版絵本も販売されていました。
園内の地図
園内では色々な所に地図看板がありました。本当に広い!色々周ろうと思うと、かなり広い敷地を歩きますので歩きやすい靴や格好で行くのがおすすめです。
入り口は2箇所
ブライドープ動物園には入口が2箇所あります。車の駐車場からは水族館近く(写真の地図下側)の入り口、電車・バスの場合はオーストラリアの近くの入り口(写真の地図上側)から入場が便利です。
HOOFDPAD(MAIN LOOP)というメインルートの矢印があり、これに沿って歩くプランのがメインルートのようです。後からきづきました(笑)絵で動物が書いてあるので、見たい動物を目指して歩きやすかったです。
ちなみに園内では、無料の地図も貰えました。こちらもオランダ語。
公式アプリが便利
ブライドープ動物園の公式アプリが便利でおすすめです。アプリは英語で使えます。
公式アプリの地図はGPSで現在地も分かる!
紙の地図も無料ですし、看板も分かりやすいのですが、プライドープ動物園に行くなら、おすすめしたいのがBlijdorp公式アプリです。
公式アプリを使用すると事前に動物の種類などを確認できるのはもちろん、園内ではGPSで現在地が分かり、行きたい場所を目指して歩けるので迷わず進めてとても便利でした。どこに、どの動物がいるのか視覚的にもわかりやすいです。
オランダ語の説明が多いブライドープ動物園ですが、アプリは英語で説明が見れますので動物の名前が分からない時などにも便利です。また、どの位で行けるのが見れたり、自分でルートも作れました。
公式アプリの説明・ダウンロード
https://www.diergaardeblijdorp.nl/en/2017/11/09/new-download-the-blijdorp-app/
ベビーカーレンタル
ブライドープ動物園にはベビーカーレンタルがありました。1日3.5ユーロ、動物の形で可愛いです。もちろん自分のベビーカーを持っていっても大丈夫です。入り口でレンタルができました。
所要時間
25ヘクタールの動物園という事で、日本でよく言われる東京ドームの広さで考えると東京ドーム約5個分の広さです。 当日は途中休憩をいれ、動物園に4時間半ほど滞在しましたが全ては見れていません。丸1日過ごせるほど充実した動物園ですし、短時間の滞在なら、行きたい場所、見たい動物をまず目指すプランがおすすめです。
営業時間
年中無休(祝日を含む)
場所・住所
Blijdorplaan 8, 3041 JG Rotterdam