オランダのヒートホルーン( Giethoorn )は、オランダのベネチアとも呼ばれています。車が入れない美しい街並みはまるでおとぎ話に出てくるような風景で、オランダのおすすめ観光スポットです。ヒートホルーンへの行き方や地図、駐車場や借りたボートについてなど、実際に行った時の情報を交えながらヒートホルーン観光の情報をまとめて掲載しています。
ヒートホルーン(ヒートホルン)とは
ヒートホルーンはオランダにある小さいですが、観光名所の街の名前です。ヒートホルーンはGiethoornと書きます。ギートホルーン?と読みたくなるのですが、オランダ語でGiはギとは読みません。日本語に直すと「ヒートホルーン」の方が聞こえが近いのでヒートホルーン(ヒートホルン)と呼ばれています。Googlemap(グーグルマップ)だと「ギートホルーン」と表記されているようです。
ヒートホルーンには、車が入れない街があります。小道と船だけが入れる水郷の街です。オランダのベネチアと言われる、観光名所ヒートホルーン。マップを拡大すると水路がある街なのが分かり易いでしょうか。
ヒートホルーンでは、アムステルダムとは全く違った雰囲気のオランダを堪能できます。 その光景はまるでおとぎ話の世界のような絶景で、世界中からの観光客を魅了しています。
ヒートホルーンへの行き方
アムステルダムやスキポール空港からは、公共交通機関だと電車で2時間程度です。Steenwijk駅からヒートホルーン直通のバスが30分に1本程度出ています。駅から15分程度で、ヒートホルーンの中心地「Dominee Hylkemaweg」バス停に着きます。
ヒートホルンの駐車場
ヒートホルンは車で行けばアムステルダムから1時間半程度です。ヒートホルンの村自体には車では入れないので Dominee Hylkemaweg周辺の駐車場などに駐車して、歩くか水路で街並みを楽しみます。
ヒートホルンのツアー
個人旅行でもツアーなどを利用すると行きやすい場所になります。車で行くのが難しく交通機関利用では煩雑で時間がかかりすぎる場合は、ツアーの利用が便利です。アムステルダムからヒートホルンの往復とボートがセットになったツアーがおすすめです。
ヒートホルーンでレンタルボート
ヒートホルーンの見どころは先に書いたように、「オランダのベニス」と言われるように船から見える街並みです。車が入れない街ですが、船は入れるため、水路からの美しい眺めが何よりの見どころです。遊覧船も多くあり、またエンジン付きのレンタルボートもあります。日本では免許のいるボートですが、オランダでは免許が不要のため、エンジン付きの船も問題なくレンタルすることが出来ます。参考までに私たちが借りた船は写真のような船でした。日本だったら、免許が必要になると思います。1時間~2時間単位でも借りれますし、丸1日のレンタルも可能です。私たちが借りた所は1日8人が乗れるボートで100ユーロ程度でした。
また、ボートツアーが運行されているので、運転はしたくないけどヒートホルーンを水上から楽しみたいという方にはクルージングツアーがおすすめです。
ヒートホルーンでボートを堪能するなら
ヒートホルーンは遊覧船や、短い時間でのボートレンタルも楽しめます。もしお時間があるなら、ボートを1日レンタルするとヒートホルーンをかなり堪能できます。
私は1日レンタルして、ヒートホルーン近くの湖に行ってのんびりして楽しみました。ヒートホルーンの川は車のように「一方通行」などのルールがありますので、その辺はレンタルの際注意を受けると思います。ヒートホルーンの川を抜けると広がるボーフェンウェイデ湖(Bovenwijde)湖で、音楽をかけて、皆で歌いながら船旅を楽しみました!
ボートで行ける、湖上にあるレストラン
朝11時ころから船をレンタルしたのですが、お昼時を挟んでも船でアクセスできるレストランがありますので1日レンタルしても安心です。私たちが行ったのはSmit’s Paviljoenというレストラン。沢山のボートがこのレストランに来ていました。駐車……ではなく着岸をしてレストランに向かいます。ちなみに陸続きの道もあるので、ボートを借りなくてもアクセス可能なレストランです。ツアーのお客さんらしき人も多く来ていたので、遊覧船などでここに立ち寄るツアーもあるのかもしれませんね。
メニューはオランダらしいレストランです。ポテトやハンバーガーやフィッシュアンドチップスなどがありました。スープも美味しかったです。ポテトがモリモリなのがオランダらしいですね。フライドポテトはオランダのどこで食べても大体美味しい印象があります。特別目立って美味しいという訳ではありませんでしたが、湖上でいただく昼食は、景色も相まって何割増しかで美味しく感じます。
ヒートホルーンの穴場!?
ヒートホルーンの中心地は「Dominee Hylkemaweg」と書いたのですが、個人的にはDominee Hylkemawegから離れた場所の方がヒートホルーンの雰囲気を堪能で来ておすすめです。
というのも中心地は「観光グッズ」「チーズ」などオランダの他の地でも見れるようなお土産屋さんやお店が川沿いにたくさんあったり、レストランも多く人が多いのです。もちろんこういった雰囲気を味わいたい方は、中心地がおすすめなのですが、ヒートホルーンの良さは車も入れないような街とひとけの無さ、と思っている私には少し残念に感じたため、今回は宿をあえてDominee Hylkemawegからは離れたところに取りました。 どの観光地もそうですが、朝の静けさの中の散策は最高の贅沢……と勝手に思っています。特にヒートホルンは街並みが美しいので、朝の静けさの中の街並みはほんとに美しいものでした。日帰りでも十分楽しめそうですが、朝早くに行くか宿泊するとよりヒートホルンの美しさを堪能できる印象です。
ヒートホルーンの宿泊先
選んだのはDominee Hylkemawegが賑やかすぎるという理由からホテルヒートホルーンという、Dominee Hylkemawegからバス停1つ離れた所です。このホテルの良い所は散歩。特に朝の散歩は、静かで船も何もいなくて雰囲気が最高でした。人が少ないヒートホルーンを堪能したい場合にはもってこいの場所です。
ヒートホルーン自体がそうなのですが、中国人が多く、ホテルヒートホルーンの説明も英語と中国語があるというような状態でした。ホテルの方と話したら先週20人位まとまって日本人が来たと言っていたので、そういう日もあるのかもしれませんね。
ただホテルヒートホルン、経費節約のためなのかチェックインもチェックアウトも自転車レンタルも、機械で行います。分からなくて電話をかけている人、併設のレストランに聞きに行く人を多く見かけました。この時期は人と接しないで良かったのですが、ヒートホルーンには他にも良いホテルが色々あります。
アムステルダムから日帰りも可能
アムステルダムから公共交通機関で2時間程度で行け、車で1時間半ですので日帰りも可能です。1泊するとより楽しめるかと思いますが日帰りでももちろんおすすめです。公共交通機関でのアクセスが煩雑な場合には、アムステルダム発でボートツアーまでセットになったツアーが便利です。
ヒートホルーンのまとめ
噂では「美しい村」と聞いていたヒートホルーンですが、実際に行ってみると想像以上の美しさで楽しい旅行となりました。冬に船に乗るのは少し寒いので春夏がベストシーズンかなと思いますが、街並みを堪能したいなら他の季節でもなんとかなるかもしれません。個人的には宿泊も安い所があるので1泊して朝の静けさの中の散歩がおすすめです。遊覧船や貸ボート、歩いて街並みを堪能など、思い思いの過ごし方ができそうです。オランダの観光名所ヒートホルーン、足を運ぶ価値のある場所だと思います。是非足をのばしてみて下さい!