フェルメールの『真珠の耳飾りの少女』はもう日本に来ないらしい

フェルメールの名画、「真珠の耳飾りの少女」はオランダのマウリッツハウス美術館所蔵作品です。フェルメールの『真珠の耳飾りの少女』はもう日本に来ないのでしょうか。

フェルメールの『真珠の耳飾りの少女』は日本に来たことがある?

日本には、直近では2012年に東京と神戸で開催された「マウリッツハイス美術館展」の際、日本でも見ることが出来ました。それ以前も、1984年、2000年の計3回日本で見るチャンスがあったそうです。

2018年に日本史上最大の「フェルメール展」が開催されました。フェルメールの現存する35点のうち8点もが来日するという大規模なものです。その際、アムステルダム国立美術館所蔵の「牛乳を注ぐ女」は来日しましたが、「真珠の耳飾りの少女」は来日しませんでした。

今後、真珠の耳飾りの少女は来日することが無い?

残念ながらマウリッツハウス美術館は、「真珠の耳飾りの少女」を貸し出さない方針にしたそうです。2012年に日本で見ることができたのは、丁度マウリッツハイス美術館が改修中だったためです。その時期だったからこそ、来日できたということもできるでしょう。2014年に改修後オープンし、もう貸し出さないという方針もあるようですので、今後は門外不出となり日本で見ることは難しそうです。

真珠の耳飾りの少女を見るならオランダへ?

そうなると、真珠の耳飾りの少女を鑑賞するなら、フェルメールの出身国、オランダまで足をのばす必要が出てきます。真珠の耳飾りの少女はオランダのデンハーグという街にあるマウリッツハウス美術館に飾られています。

ハーグにあるマウリッツハウス美術館

マウリッツハウス美術館にはフェルメールの作品は真珠の耳飾りの少女の他、一度も日本に来たことが無い門外不出といわれる「デルフトの眺望」が所蔵されています。

マウリッツハウス美術館なら行列なしで見れる?

それでも、わざわざ、オランダ迄足を運ぶ価値のある作品であるとは思います。なぜなら、行列がないからです。

フェルメールの初来日は1968年。その後なんかモノフェルメール展が開催され、初来日から40年経った2018年に日本史上最大の「フェルメール展」が開催されるほど日本でのフェルメール人気は健在です。フェルメール展開催の際、行列や混雑ぶりは仕方ないのかもしれません。

では、ハーグにある、マウリッツハウス美術館ではどうかというと……、「真珠の耳飾りの少女」の作品だけ囲いのようなものがあり、特別感があります。この美術館では、有名なレンブラントの自画像や、「テュルプ博士の解剖学講義」、フェルメールの「デルフトの眺望」なども所蔵していますが、他の作品には囲いはありません。

ですが、平日の夕方に行った際はこのガラガラ具合でした。この絵は、あの有名な「真珠の耳飾りの少女」ですよね?こんなガラガラ???と驚いてしまうほど。

日曜日の昼間に行ったときの様子

土日ならもう少し混みましたが、日本ほどの行列はまずありません。

訪れた際はしばしこの絵をゆっくり眺めさせて頂くという至福の時間でした。マウリッツハウス美術館では作品の写真撮影もできますし、日本で行列に並び人に囲まれてみるより、作品をゆっくり堪能できるわけですので、わざわざマウリッツハイス美術館に足を運ぶ価値は、私はありかなと思います。成田空港から直行便のKLMも出ていますし、この美術館目当てであれば、真冬の航空券が安い時期に来るという選択もありかもしれません。(かなり寒いですが)

フェルメール見たさにわざわざオランダまで?という人にはお勧めしません。世界遺産を見にわざわざ辺境の地へ行くのに比べれば、かなり楽な旅かとは思います。アムステルダム国立美術館には「牛乳を注ぐ女」所蔵されていますので、フェルメールを堪能するたびにもできますね。旅の選択は自分の価値観とご相談の上で!



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