サーキュラーエコノミーなカフェCIRCL(オランダ アムステルダム)

オランダのアムステルダムザウド地区にあるカフェ CIRCL(サークル)へ行ってきました。オランダの銀行ABN AMROの建物で、 廃材を再利用している「サーキュラーエコノミー」 なカフェです。

サーキュラーエコノミーな建物CIRCL

CIRCLは、2017年に新しくつくられました。アムステルダムのザイダスにある、社会、ビジネス、金融からの必要な力が集まって持続可能な世界を実現するというコンセプトの建物です。本社がお隣にあるオランダの銀行ABN AMROの建物で、会場として貸し出されているスペースがある他、 イベントが実施されていたり、カフェがあるなど住民も利用できる複合施設になっています。

CIRCLは、古いジーンズが断熱材に使用され、床は廃材を利用、 椅子は古い冷蔵庫から作られているなどサーキュラーエコノミーを実現する建物でもあります。 また、建物の影響が世界の資源に与える影響を最小限に抑え、 土や草で覆われている屋根があるなど生物多様性にも配慮している建物だそう。

オランダは、2050年までにサーキュラーエコノミーを100%実現するという目標を掲げています。CIRCLのようなコンセプトによる建物や事例が増えていくのかもしれませんね。

CIRCLカフェはお洒落でくつろぎの空間

CIRCLは廃材を利用した建物ということですが、言われないと分からないほど、お洒落な空間です。カフェに実際に行ってきました。

2017年に建てられた建物ということで、新しく広々した空間でした。 色々な場所で循環性(Circularity)をイメージしたような円形(Circle)モチーフがデザインあれています。

オフィススペースもあり、打ち合わせをしている人や、レストランには、パソコンで作業している人も見かけます。

座り心地の良いソファもあり、のんびりとおしゃべりもできます。

メニューも少し変わっていて、飲み物にCurcuma(ターメリック)、Charcoal(炭)、Beetroot (テーブルビート)のラテなどなかなか見ないラテの種類が沢山。食べ物メニューも、地元の食材や廃棄食材、持続可能性に配慮した食材を利用しているということなので、ランチメニューも興味深そうなレストランです。

この日は抹茶ラテを注文。ホットを注文しましたがお洒落なグラスで出てきました。海外で抹茶ラテ……というと、ちょっと思ったのと違うな、ということもありますがCIRCLの抹茶ラテは日本人が飲んでもイメージする抹茶ラテの味がするかと思います。

お友達が飲んだ炭のラテも美味しかったそう。ビジネスランチらしい面々も多くいて、ビジネス街アムステルダムザウドという雰囲気でした。

CIRCLには屋上庭園があり、夏には屋上テラスで、都会の解放的な雰囲気でくつろげる空間としても楽しめそうです。アムステルダムのザウド地区は良く知られている観光地アムステルダムとはまた違った雰囲気を体験する事ができます。

CIRCLはサーキュラーエコノミー事例の見学としても面白そうな建物です。サーキュラーエコノミーを実現しているオランダの建物やカフェなど、新しいアムステルダムの魅力を感じられる場所でした。よりアムステルダムのまちづくりに興味がある場合はこちらのソトコトという雑誌もおすすめです。

【特集】
クリエイティブシティに学ぶ!
アムステルダムのまちづくり
Creative city of circular economy placemaking and SDGs AMSTERDAM

オランダのサステナブルな場所についてこちらにもまとめて掲載しています。

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CIRCL の場所・地図

住所: Gustav Mahlerplein 1B, 1082 MS Amsterdam

公式ホームページ

https://circl.nl/



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