日本で使っていた電話番号どうする? 海外駐在、留学、海外移住などで長期に日本を離れる場合、現在使っているスマホの番号、契約はどうしたらよいか、どういう方法があるかまとめて掲載しています。
日本で使っていたスマホの電話番号を維持したい!解約したくない!
海外駐在、留学、海外移住などで長期に日本を離れる場合の悩みの1つが、日本で使っていたスマホの電話番号についてです。携帯電話を一度解約してしまうと、全く同じ番号は使えません。仕事で使っていたり、友人に教えていたり、様々な登録や連絡先に使っていたりしている場合が多いかと思いますが、電話番号を変えてしまいますと変更手続きや変更の連絡をする必要が出てきます。解約した番号のまま利用してたら、 LINEが突然使えなくなったという知人もいました。
という訳で、日本で使っていたスマホの電話番号を維持したい!解約したくない!という方は多いかと思います。私もその1人。色々調べたり知人に聞いてお得に日本の番号保持をできるサービスや手段を調べました。
日本で使っていたスマホの電話番号を維持するには、大きく2つの方法がありそうです。
- MNP (ナンバーポータビリティ)を利用して安い月額で使用
- 番号保管サービスを利用
【1】海外在住者に人気!楽天モバイル
海外赴任する際に人気なのが、格安スマホ楽天モバイルです。3GBまでなら月額使用料は980円。以前、楽天モバイルなら月額0円で利用できたので、海外赴任の際は楽天モバイル一択!というほど日本の電話番号を保管するのにおすすめでしたが、現在は有料になってしまいました。ただし、有料とはいえ他の携帯電話会社の価格と比べると依然安い値段です。ナンバーポータビリティを利用して、現在利用している番号をそのまま保持できます。
また、 楽天モバイルはeSIM対応しているのも魅力的な点です。海外赴任の際は海外での電話番号を入手する場合も多く、2台スマホを用意しないと……となりがちですが、 eSIMは端的に言うと端末に直接埋め込まれるSIMカードで、つまり海外用の番号も、楽天モバイルの番号も1台で使えるという訳です。これはかなり便利!ちょっと面倒なSIMカードを入れ替えも不要です。
楽天市場のポイントアップも楽天ユーザーにはメリットですし、楽天モバイルの「楽天LINK」も海外で便利なアプリの一つです。海外から日本国内へ無料で電話できるアプリです。 普段日本との連絡はLINEやメールで十分な時も多いですが、急に海外から日本へ電話かけようという場面が出てきがちです。そんな時便利なアプリもあるのですが……無料で利用できるならそれに越したことはありません!
基本料金(~3GB)なら
980円×12ヶ月= 11,760円
です。楽天モバイルなら海外でも利用できますので、 料金は番号の保持だけでなく、 利用料も含まれているというイメージです。年間1万円程度で番号の保持と海外での利用も出来る事になりますね。
【2】番号保管サービスを利用
海外に長期滞在する予定だけれどもしばらく日本の番号は使わない、という場合携帯電話会社の番号保管サービスを利用できる場合もあります。
大手キャリアの場合、番号保管サービスというものがありました。(2022年確認時)
- ドコモ 月440円 (初期手数料 1,100円 )
- au 月 409円(初期手数料 2,200円)
- ソフトバンク 月 429円(初期手数料 2,200円)
楽天モバイルのように海外からも使えるというわけではありませんが、自分が日本で使用していた番号は保管されるので他人に使われることはありません。また日本に戻ってきた際には手続きをすれば、同じ番号を使用する事ができます。
海外赴任や留学予定で数年後には日本に戻ってくる事が予定されている場合などに便利なサービスです。必要な年間費用は例えばドコモなら
- 440×12ヶ月=5,280円
(手続き手数料 1,100円が必要なので初年度は6,280円)
5000円と年間少しで番号を保管できます。とても便利に感じてこの方法を利用してみました。番号を再び利用開始したい場合の手続きは無料ですし、手数料はかかるものの440円と月額費用が安く便利に感じています。ただし、変更手続きが必要という煩雑な点に加えて、出国時の手続き後、帰国後手続きをするまで利用の再開が出来ません。出国直前の空港まで番号を使いたい、空港を出てすぐスマホを使いたい、ということが出来ないのは私はデメリットに感じましたが、MNPせず番号を保管できる便利なサービスだと感じます。
【3】格安SIMスマホにMNP
楽天モバイルが人気と書きましたが、調べたところそれ以外にも良さそうな格安スマホがありました。
エキサイトモバイル
エキサイトモバイルも使った分だけお支払い!というサービスを提供しています。低速通信のみ なら音声通話機能SIMがついて月額 495 円(税抜450円)~という価格がありました。(2022年確認時)これは!!安いですね。大手キャリアの番号保管サービスと変わりない価格で利用までできます。音声通話は大手キャリアを利用というのも安心感。
と謳っているだけあり、かなり安い印象で番号保管にピッタリなプランに見えます。
日本通信SIM
日本通信SIMには合理的シンプル290プランというプランがあり、電話番号を維持でき、月額290円でデータ1GB、docomo回線というプランがあります。 こちらも長期間使わない際には本当に良さそうなプランです。
HISモバイル
HIS(エイチ・アイ・エス)が提供している格安SIMプランです。1GB段階制 docomo回線 音声通話SIMで月額290円~というサービスを提供。No.1価格宣言!電話もデータもこんなに安い!ということで、HISモバイルも検討の余地がありそうですね。
povo2.0
基本料ゼロから始めるau回線のスマホプランということで、月額無料で番号を維持できます。povoなら無料で番号が維持できる!と、とても魅力的なのですが、180日間利用がないと利用停止になるというデメリットがあります。電話、SMSを利用せず、トッピングも購入しない場合は、利用停止となるようです。気が付いたら利用停止!とならないように気を付けないといけませんね。
価格と手続きの手間を考慮して決断!
楽天モバイルを利用すれば、月額0円という破格の値段で番号維持を出来てた時なら「迷わず楽天がおすすめ!」と思っていましたが、価格変更されてからはまたいろいろと検討している人も多いかもしれません。
海外でも使える楽天モバイルが駐在、留学、海外移住などでは良いと人気ですが、大手キャリアの番号保管サービスや他の格安SIMスマホも検討の余地がありそうです。ちなみに調べたところ、楽天モバイルには番号保管サービスはないそう。私は大手キャリアの番号保管サービスを利用していますが、確かに帰国の際再開手続きをしないと使えないので、空港ですぐ使うなどが出来ず不便です。楽天モバイルに変更を検討しましたが、月額費用が掛かるようになってからはまた検討しています。
どの価格なら日本の携帯番号を保持したい!と考えるかは人次第ですが、仕事で使っているから番号を変えたくない!変更手続きが面倒だから番号はそのままにしたい!と思うのはいずれ日本に戻る予定があれば当然の考えかと思います!月500円程度で保持できるサービスもありました。海外赴任、留学、移住をするけど日本で使っていた電話番号どうしようという方の参考になる点があれば幸いです!