オランダにある世界最大の締め切り大堤防(Afsluitdijk)はドライブでき展望台もある観光スポットになっています。2020年と2021年に実際に大堤防に行った時の様子を参考に、オランダの締め切り大堤防観光についてまとめて掲載しています。
オランダの締切大堤防 Afsluitdijk
オランダはオランダ人が作った、と言われる象徴のようなこの締め切り大堤防は、オランダ語ではAfsluitdijk(アフスライトダイク) と呼ばれています。
Afsluitdijk(アフスライトダイク) の締め切り大堤防は、世界最大の堤防でワッデン海(北海)とアイセル湖(IJsselmeer)をつなぎます。地図上で見ると、オランダの地図上に線が見えますが、これが締め切り大堤防です。
ゾイデル海の消滅
Afsluitdijk(アフスライトダイク) は1927年に着工し、完成までに5年、1932年に竣工となりました。ゾイデル海(Zuiderzee)は締め切り大堤防により2つに分けられ、 ワッデン海(北海)とアイセル湖となりました。
締め切り大堤防の名前の由来
afsluitenという単語はオランダ語で封鎖する、締め切ると言うような意味です。dijkはオランダ語で堤防の意味です。日本語で締め切り大堤防という名前は、オランダ語の大堤防の名称、 Afsluitdijk(アフスライトダイク)に由来しています。
大堤防はドライブ可能
実際に大堤防の上を走ってみると、外が海という景色が見えるだけでイマイチ大堤防の上という事がわかりません。 大堤防を走っている感覚はあまりなく海沿いをはしっているな……位の感覚でした。
でも、Googleマップの現在地情報を見て、いまここなのか!と大興奮。現地より、地図上の方が興奮する気がします(笑)
締め切り大堤防の観光スポット
締め切り大堤防には途中休憩できる場所があり、観光スポットのようになっています。
展望台・モニュメント
アルクマール側に近い駐車場の方には、展望台やモニュメント、レストランがありました。観光スポットというより高速道路休憩所にモニュメントなどの展示があるという雰囲気でしたが、大堤防からワッデン海、アイセル湖を眺めてのんびりできる場所です。
コルネリス・レリー
ゾイデル海開発を計画したオランダの政治家、コルネリス・レリーの像。
締め切り大堤防50周年の1982年に設置されされた像。締め切り大堤防を作るために、 石を拾っているのでしょうか。
説明が書かれている看板もありました。オランダ語。
歩道橋・展望台
歩道橋があり高速鉄道上を移動できます。左の白い塔が展望台です。
ブロンズレリーフ。 こちらも締め切り大堤防を作っている時の様子でしょうか。
双眼鏡が置いてありました。こちら側はアイセル湖。
高速道路中の休憩も、こんな広大な景色が見れるのんびりした場所は良いですね。
カフェもありました。
ミュージアム・ワッデンセンター
レーワルデンなどフリースラント州側の駐車場にはミュージアムやワッデンセンターがありました。
ワッデンセンター
Afsluitdijk Wadden Center
ワッデン海は世界遺産に登録されています。ユネスコ世界遺産のワッデン海についてなどの展示がされている博物館です。
同じ大堤防上に停車できる場所でもこちらの方が広い場所で、駐車場からミュージアムまでは徒歩で400mほど。高速鉄道沿いを歩いてむかいました。
ミュージアムに向かう途中に町がありました。大堤防の上に家!町があるとは驚きました。
大堤防の砲廓博物館
大堤防アフスライトダイクの戦いの様子が残された、ミュージアムがあります。225人のオランダ兵が約17,000人のドイツ人を抑えたという場所。当時の戦いの様子を映像や展示で楽しめました。
Kazemattenmuseum ( Casemates Museum ) オランダとドイツ戦争の歴史を見学できる、大堤防アフスライトダイク防衛線がミュージアム Kazemattenmuseum (砲廓博物館)になり公開[…]
締め切り大堤防への行き方
車で
先に書いたように両側に海が見える道路?という雰囲気はありますが、 車でドライブする場合は無料で通過できます。
バスで
アルクマール-レーワルデンをつなぎ、大堤防を走る350番というバスがありました。バスは1時間に1本ですので、乗り遅れたり途中下車するとバスは1時間後になってしまいます。
ツアーで
アムステルダム発、締切大堤防観光とオランダのベニスと呼ばれる「ヒートホルーン」とセットになったお得なツアー。水の国オランダを楽しめそうな現地ツアーです。
自転車で大堤防を走っている人も見かけました。さすが自転車の国オランダ!