オランダで犬を飼うには犬税がかかる場合があります。町によっても異なるオランダの犬税や金額についてまとめて掲載しています。

海外では珍しくないペット税

日本ではペットを飼っているからと税金を払う必要がありません。ですが、ペットの環境を整えるため、頭数をコントロールためなどの目的でペット税が導入されている国もあります。

犬税がかかる街もあるオランダ

犬税とは、犬の飼い主が払う税金です。オランダには犬税(Hondenbelasting)があります。犬の大きさを問わずかかります。ですが、全ての町で犬税がある訳でなく、 町によっても制度や金額が変わり、 犬税がある町とない町があります。

料金・金額

町により犬税の価格も異なります。以下はオランダの町の犬税の価格例です。年度により変化がある場合もありますので、最新の金額は各行政のホームページでの確認をおすすめします。

デンハーグ(Den Haag)の犬税

  • 犬1匹 125.76ユーロ
  • 2匹の犬 322.80ユーロ
  • 3匹の犬 572.64ユーロ
  • 犬小屋  373.44ユーロ

2匹、3匹だと割引になる……訳ではなく、価格が上がります。犬小屋の場合は金額が異なるのも日本人からすると驚く点かもしれません。(※2021年の金額)

参照)https://www.denhaag.nl/nl/belastingen/hondenbelasting.htm

ハールレム(Haarlem)の犬税

  • 1匹目94.80ユーロ
  • 2匹目の犬160.32ユーロ
  • 3匹目以降の犬1匹あたり290.28ユーロ
  • 犬小屋416.52ユーロ

ハーグに比べると全体的に安くなっています。ハールレムの犬税は2匹だと割引ですが、3匹目は単純に3倍した金額より高くなります。 (※2021年の金額)

参照)https://haarlem.cocensus.nl/info-belastingsoorten/22-hondenbelasting

エイントホーフェン(Eindhoven )の犬税

  • 犬1匹 81.00ユーロ
  • 2匹目以降の犬については、犬ごとに 160.00ユーロ
  • 犬小屋で飼われている犬の場合 398.00ユーロ

エイントホーフェンでは、 2匹以上は犬ごとに160ユーロかかるという仕組みの犬税です。(※2021年の金額)

参照)https://www.eindhoven.nl/stad-en-wonen/wonen/belastingen/hondenbelasting

犬税がかからない、廃止された街

もともと犬税があったものの、近年廃止されるなどし犬税がかからない町もあります。

アムステルダム(Amsterdam)

2016年より廃止。

参照)https://www.amsterdam.nl/veelgevraagd/?caseid=%7B4E0E5BD9-6D83-43C9-B8B6-D68874F13E96%7D

アムステルフェーン(Amstelveen)

2019年の課税年度から、犬税廃止。

参照) https://www.gemeentebelastingenamstelland.nl/amstelveen/product/belastingen_hondenbelasting-amstelveen

ロッテルダム(Rotterdam)

2018年廃止

参照)https://www.rotterdam.nl/wonen-leven/honden/

犬以外のペットに税金はない?

調べた限りでは、オランダでは犬以外のペットに税金はかかりません。猫などのペットに猫税などといった税金はありません。

犬税がかかるから犬税のない町に住む?

犬を飼うから犬税がかからない町がよいかというと、 犬税を徴収しない市町村は固定資産税が高いなんてこともあります。また、犬税がないから犬を飼う環境として悪いかというとそうとも言えません。

こちらは犬税がかからないアムステルフェーンの犬の糞用ゴミ箱。

備え付けの紙袋があり、犬の散歩中に助かります。

ヨーロッパの他の国では、犬税が廃止されたという国も聞きオランダでも廃止あれる町が出てきていますが、オランダでは依然、犬税という制度が残っています。オランダで犬を飼おう!と考えている場合はオランダには犬税があることもお忘れなく。



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