オランダの首都はアムステルダム?ハーグ?どっちでしょうか。なぜ首都と首都機能が分かれているのかオランダの首都についてまとめて掲載しています。
オランダの憲法上の首都はアムステルダム
オランダの首都はアムステルダムです。オランダ最大の都市であり、運河がある人気の観光地としても知られています。ゴッホ美術館やアムステルダム国立美術館、アンネフランクの家などがあるのもアムステルダムです。
首都機能はデン・ハーグ
憲法上の首都はアムステルダムなのですが、首都機能はアムステルダムには無くデンハーグという街にあります。デンハーグは1588年以来、オランダ政府の所在地となっています。オランダが誕生し、首都はハーグからアムステルダムとブリュッセルに移りました。ベルギーがオランダから離脱した1830年に 、ハーグは再びオランダ政府の中心としての地位を取り戻しました。ビネンホフには国会議事堂や総理府などの建造物があります。また、1945年に国際司法裁判所がハーグに設立されました。
オランダの首都が2つあるはなぜ?
オランダの首都と首都機能が2都市に分かれているのは、歴史的背景が関係しているようです。
オランダでは先に書いたように 、オランダという名前になる前のネーデルラントと呼ばれる頃から 政府の機関はデン・ハーグにおかれていました。
その間、アムステルダムはより重要な都市に成長していました。オランダ黄金時代と呼ばれる時代ですね。
オランダの繁栄に欠かせない存在となったアムステルダムと政府の機能があるデンハーグ。歴史上の背景もありどちらを「首都」とするのか衝突もあったようです。結局、現在オランダの首都は
- アムステルダム オランダ憲法に基づく首都
- ハーグ 政府の所在地と王室の住居
と首都と首都機能がある都市が分かれている状態になっています。
世界にある首都が複数ある国
日本では首都も首都機能も東京にありますので、珍しく感じますが世界にはオランダ以外にも憲法上の首都と、事実上の首都機能が分かれているなど、首都が複数ある国が存在します。