にんじん(ニンジン・人参)のオランダ色はオランダで作られた?王家はオレンジ色のにんじんに由来しているのが理由?人参とオランダ、オレンジ色に関する雑学・うんちく・豆知識を掲載しています。
にんじんといえばオレンジ色
にんじんの色は?と聞かれて、多くの人が思い浮かべるのはオレンジ色ではないでしょうか。実はこのオレンジ色は作られた色で、オレンジ色のにんじんを作ったのはオランダ人だといわれています。
オレンジ色のにんじんの歴史
にんじんの原産地は、アフガニスタンと言われています。その当時のにんじんはオレンジ色ではなかったそうです。黄色や紫だったのだとか。その後、ヨーロッパへにんじんが渡り改良された際にオレンジ色になったという研究が発表されています。
16世紀半ばから、オランダやフランダース地方の芸術作品にさまざまなニンジンが描かれており、市場や台所のシーンを描いた絵画には、オレンジや他のニンジンの色が描かれます。そのため、このころからオレンジ色のにんじんが存在すると言われています。
オランダの色、オレンジ
オランダといえばオレンジ色!と答える方は、オランダに詳しい方かもしれません。オランダの王家はオラニエ=ナッサウ家(オランダ語: Huis Oranje-Nassau)です。オランダ語でOranjeは「オレンジ色」という意味です。(参照:オランダ語で色の名前)
そのため、毎年国王の誕生日を祝う「王の日(キングスデー)」では、オレンジ色を身に着けた人が街中に繰り出すなどしており、オランダにとってオレンジ色は特別な色なのです。
オラニエ国家はオレンジ色のにんじんに関係?
オレンジ色にちなんだ名前がオランダに王家にありますが、王家のオレンジの名前がにんじんに由来しているという説もありましたが、否定されています。王家がオラニエ=ナッサウ家があり、オレンジ色のにんじんが出来たという歴史の順番です。
ニンジンがオレンジ色の理由は王家を讃えるため?
オレンジ人参はオランダの事実上の初代君主オレンジ公ウィリアムを称えるために16世紀に作られたという説があります。オランダの国の色にちなんだオレンジ色のにんじんが王のために生み出されたという説です。
にんじんのオレンジ色を作ったのはオランダ人ではない?
ちなみに、2016年のオランダのニュースによれば、オランダ人が王家のためにオレンジ色のにんじんを作ったといわれていますが、オレンジ色のニンジンが17世紀よりもずっと前から存在しているという研究発表もされているようです。
The popular theory that Dutch farmers bred orange carrots as…
にんじんのオレンジ色の由来、またいつからにんじんはオレンジ色なのかには諸説あるようですね。オランダと深い関係にあるオレンジ色のにんじん。研究が進めばより詳しいことが分かるかもしれません。
オランダでオレンジ色に品種改良された作物とは?
世界ふしぎ発見でオランダの回で「オランダでオレンジ色に品種改良された作物とは?」という問題が出たそうです。正解は……にんじん!ですね。
オランダのオレンジ色のお祭りの日、キングスデー(王の日)についてはこちらにまとめています。
オランダにはキングスデー(王の日・国王の日)という祝日が4月27日にあります。キングスデーはオランダ国王の誕生日を祝う日です。街中がオランダのナショナルカラー オレンジ色で染まります! キングスデー(王の日)とは キン[…]