洞窟のクリスマスマーケット(オランダ・ファルケンブルグ)

オランダにある洞窟のクリスマスマーケットで有名な、ファルケンブルグ(ファルケンブルフ・Valkenburg )のクリスマスマーケットについて、2つの洞窟クリスマスマーケットの違いや、2023年の日程、クリスマス時期のファルケンブルグの観光スポットについて掲載しています。

2023年のファルケンブルグ・クリマスマーケット開催予定日

  • 2023年11月17日から2024年1月7日

チケット購入

https://www.kerststadvalkenburg.nl/tickets/

ファルケンブルグ洞窟クリスマスマーケットは2つ

オランダ ファルケンブルグ(Valkenburg )の洞窟のクリマスマーケットと言われることが多いですが、ファルケンブルグでは2つの洞窟でクリスマスマーケットが行われています。2つの洞窟、 市民洞窟(Gemeentegrot )とベルベット洞窟(Fluweelengrot)のクリマスマーケットへ2019年に行った際の様子を掲載しています。

【1】市立洞窟のクリマスマーケット 

オランダ語:Gemeentegrot
英語:Christmas Market Municipal Cave

市立洞窟クリスマスマーケットの様子

市民洞窟のクリマスマーケットは、ヨーロッパ最大の地下クリスマスマーケットとのことでした。

派手な電飾がある洞窟入り口です。



夕方に行ったせいか、入り口はガラガラでした。オンラインチケットと、チケット購入の列に分かれていました。並びたく無い方は、事前にオンラインチケット購入が良さそうです。



入り口で貰ったこの洞窟のクリスマスマーケットの地図です。全部で64のお店があるようでした。途中にトイレや食事が出来るところもありました。



洞窟の中にお店があります。クリスマスグッズのお店が沢山。



クリスマスに関係のある雑貨や冬の洋服、また関係ないマッサージ器やコスメのお店も。物価がアムステルダムの市場より安い気がしました。



デルフト焼きのお店もありました。デルフト焼きのオーナメントはオランダのお土産に良さそうですね。



大きなサンタクロースの電飾。日本のクリスマスで見かけそうな感じです。



プレゼントと椅子の電飾。椅子に座って写真を撮ることが出来ます。こんな感じで、トナカイやクリスマスツリーなど色々な電飾が沢山飾られてました。

日本のデパートやクリスマスで見かけるような撮影スポットが沢山です。



洞窟内のクリスマスマーケットのせいか、食べ物お店があまりありなく、食べ物のお店が人気です。カフェスペースもありました。



洞窟内の少しうす暗い雰囲気を期待していたのですが、実際に行った所、電飾が多く、洞窟内でもかなり明るくクリスマスマーケットの雰囲気があまり無いように感じました。以前、マーストリヒトの洞窟ツアーで薄暗い洞窟を体験をしたので余計そう感じてしまったのかもしれません。個人的には壁画がぼーっと見えるくらいな暗さかなと思っていましたが、確かにそんな中クリスマスマーケットしたら危険かもしれませんね。



あくまで個人的な感想ですが、後に掲載するベルベット洞窟のクリスマスマーケットの方が好きでした。もしこちらの洞窟のクリスマスマーケットだけ行ったら「ファルケンブルグの洞窟のクリスマスマーケットは少し残念だった」と言っていたかもしれません。

洞窟にあっても、電飾の華やかなクリスマスマーケットをイメージしている場合は市立洞窟のクリスマスマーケットがおすすめです。 洞窟内は寒くなく、雨の日でも安心して回れるのは良い点ですね。

価格

大人:8.50ユーロ
子供(5歳〜11歳):5.00ユーロ
子供(0歳~4歳):無料

場所

Cauberg 4, 6301 BT Valkenburg

【2】ベルベット洞窟のクリマスマーケット

英語:Christmas Market Velvet Cave
オランダ語:Kerstmarkt Fluweelengrot

ベルベット洞窟クリスマスマーケットの様子

ベルベット洞窟のクリスマスマーケットの入り口です。オランダ語で入り口はIngangと言います。



朝11時過ぎに行った時には空いていたのですが、出た12時頃にはチケット購入の列になっていました。オンライン購入チケットは列になっていなかったのですぐ入れそうです。



洞窟の中には電飾が沢山。少し薄暗いですが、足元が見えるくらいでした。

市民洞窟と同様にベルベット洞窟にもクリスマス雑貨のお店が沢山ありました。こういうクリスマスマーケットで購入すると少し高いイメージがあったのですが、ファルケンブルグのクリスマーケットは全体的に安い印象です。つい財布のひもが緩みます。



フォルケンブルグ城跡の下に広がる洞窟内で行われるクリスマーケットです。こちらも食べ物に関するお店は少ないです。そんな中、ストロープワッフルを焼いているのお店がありました。人気で列になっています。とても良いにおい。器具や材料をどうやって運んだんだんだろう、そういえばこの棚のような木箱も洞窟内に運ぶのは大変そう、など余計なことを考えてしまいました(笑)



市民洞窟は電飾のクリスマス装飾が多かったですが、ベルベット洞窟の洞窟はこんな人形のような飾りが多くありました。



ちょっと怖い感じのサンタクロース。ヨーロッパのクリスマスっぽいです。



食事のスペース。かなり暗めでした。



電飾もありました。市民洞窟に比べると少し控えめです。



ベルベット洞窟のクリスマスマーケットではPINは使えないとの事。キャッシュレス化が進んでいるオランダですが、洞窟のクリスマスマーケットで買い物したいなら現金の持参が必須です。市民洞窟はカードが使えるお店もあった気がします。



洞窟なので、壁に寄っかかってしまうと、こんな感じに上着が真っ白に……。お子さんなど要注意です。



ベルベット洞窟のクリスマスマーケットは、暗さも丁度良い雰囲気のクリスマスマーケットで個人的に好みでした。お店はこちらもクリスマスとは関係ないものもあるのですが、洞窟の雰囲気が良く、雨でも楽しめるのは良いですね。ベルベット洞窟のクリスマスマーケットがヨーロッパのクリスマスマーケットランキングにランクインしたのかな?個人的におすすめのクリスマスマーケットです。

薄暗い洞窟のクリスマスマーケットは嫌だという方は、市民洞窟の方のクリスマスマーケットが良いかもしれません。

価格

大人:8.50ユーロ
子供(5歳〜11歳):5.00ユーロ
子供(0歳~4歳):無料

場所

Kerstmarkt Fluweelengrot
Daalhemerweg 27
6301 BJ Valkenburg a/d Geul

公式ホームページ

https://www.kerstmarkt-fluweelengrot.nl/

普段は、洞窟探検が出来る場所です。クリスマスマーケットの時期は、クリスマスマーケットの会場となります。

ファルケンブルグのクリスマス特設ホームページ

https://www.kerststadvalkenburg.nl/

ファルケンブルグ街中がクリスマス

この時期ファルケンブルグの街は、街中でクリスマスに関連するイベントが多くあり、洞窟のクリマスマスマーケット以外にも見どころがあります。

2019年の地図です。

洞窟の場所は①と②、それ以外にもいろいろな場所があります。駐車場も沢山ありますね。 数字の1~9までがクリスマスマーケット期間にクリスマスイベントなどが開催されている場所です。

クリスマス・パレード

地図の上の赤い線の部分がクリスマスパレードのコースです。

パレードは19時開始なので、日帰り旅行だと遅くなってしまいますので要注意。ファルケンブルグでの宿泊が難しければ、マーストリヒト駅前辺りでホテルを予約するという手もあります。

サンタ・ビレッジ

小さな小屋が並ぶ、クリスマスマーケットの会場がありました。グリューワインやハーリングサンド、ワッフルなどオランダらしい食事がありました。

市街地の街並み

クリスマスマーケットの会場ではないのですが、ライトアップされた通りがとてもきれいでした。通りの両サイドに飲食店が多くあるので、クリスマスマーケットに飲食店が少ない分、レストランで食事を頂くのも良さそうです。寒いのですが、外で毛布を掛けながら外で食事をしている方が多くいました。

Sprookjesbos

子供連れならお勧めしたいのがこのSprookjesbos。 英語名ではFairytale Forestといい、日本語訳だと「おとぎ話の森」です。広い公園に、おとぎ話、赤ずきんの家や、ヘンゼルとグレーテルのお菓子の家がありました。家以外には広大な公園が広がります。

遊園地と公園が合わさったような場所です。 第一印象はさびれた遊園地という感じなのに、子供にはそんなこと関係なし。 クリスマーケットでは退屈していた子供たちは元気を取り戻し大はしゃぎ、広い公園に大喜びです。おとぎ話は全てオランダ語でした。分からなくても公園だけでも大満足な広さです。

Winter wonderland

オランダでは珍しい「坂」とリフト。日本人からすると慣れ親しんだものですが、オランダでは珍しい光景でした。リフトを登った頂上にも小さなクリスマスマーケットがありました。winter wonderlandとSprookjesbosはお隣にありました。入り口が違って別料金となります。名前の違いが紛らわしい印象です。



ファルケンブルグ城跡

クリスマスマーケットと直接関係ありませんが、ファルケンブルグまで足をのばしたら、是非行きたい観光名所がファルケンブルグ城跡。この城跡に広がるのがクリスマスマーケットが開催されているベルベット洞窟です。
城跡は暗くなる前までしか営業していませんが、オランダで唯一の丘の上にあるお城。お時間があえば是非。

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ファルケンブルフのホテル

クリスマス時期のファルケンブルグはのホテルは、早い時期に満室となることも。早めの予約がおすすめです。アムステルダムに比べるとファルケンブルグでは手ごろな価格でホテルが見つかりやすいです。

ファルケンブルフ(ファルケンブルグ)観光

洞窟のクリマスマーケット以外にもあるファルケンブルグの観光スポットをまとめました。

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ファルケンブルグへの行き方

電車では、オランダ マーストリヒト駅で電車乗り換えていくことが出来ます。電車の会社が違いますので要注意です。詳しくは以下にまとめています。

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この時期のファルケンブルグは宿泊施設が一杯とのことで、私たちも11月に予約した際最後の1室!というような感じでした。早めに予約した方が良さそうです。マーストリヒトのさらに先にある、ファルケンブルグという小さな街なので、アクセスは悪いのですが、一生に一度は行ってみたいクリスマスマーケットかもしれません。

クリスマスマーケットランキング

フォルケンブルグのクリスマーケットは、 ヨーロッパのベストクリスマスマーケット2020」コンテストで9位でした。このランキングではオランダで最高位のクリスマスマーケットです。

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オランダのクリスマスマーケット

ファルケンブルグ以外にも、オランダでは色々な場所でクリスマスマーケットが開催されています。開催時期が短いものもあるので、事前の確認がおすすめです。

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なかでもファルケンブルグのクリスマスマーケットは、マーストリヒトのクリスマスマーケットと場所が近く同じリンブルフ州で開催されており、併せての観光も良さそうです。

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本場のクリスマスマーケットへ!航空券検索

今年こそ本場でクリスマスマーケットを楽しみたい!クリスマスマーケットの時期の航空券は年末になるほど価格が高くなりますが、比較して探せば安めの航空券が見つかるかもしれません!



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