KLMオランダ航空の直行便と韓国経由便は何が違うの?直行便はいつ復活するの?という方向けに違いなどをまとめて掲載しています。
ロシア上空を飛べない!KLM成田アムステルダム直行便が韓国経由便に
ウクライナとロシアの戦争によりロシア上空の飛行を停止され、従来のルートでは飛行できません。そのため、日本とアムステルダムを結ぶ運航が中止となりました。 2022年3月以降、代わりに運航されているのが韓国経由便です。成田空港を出発し、ソウルを経由、一度ソウルで降り、また別の飛行機に乗りアムステルダムへというルートです。従来、成田発アムステルダム直行便だったKL862便が、韓国経由便となっています。 何が違うの?という方向けに違いをまとめて掲載しています。
乗り換えがある
まず大きな違いが、一度ソウルで乗り換えるという点です。従来ですと、直行便のためアムステルダムで搭乗したらそのまま成田空港(関西空港)へ到着しましたが、変更により成田空港からまずは韓国、ソウルの仁川空港へ。そこで乗り継いで成田空港へという流れが必要になります。ただ乗り換えるというだけではなく、間には保安検査が再度あります。
仁川空港にてお乗り継ぎの際、お客様は全員仁川空港で降機し、保安検査を受けた後、再び同じ航空機にご搭乗となります。またその際、第2ターミナルに到着し、そのまま第2ターミナルに滞在することになります。入国はせず、国際線トランジットエリアに滞在となります。
KLM インフォメーション
フライト時間が長い
- 韓国経由便 約18時間
- 直行便 約11時間半~12時間
ロシア上空を飛べないため、迂回したようなルートでのフライトとなります。加えて乗り継ぎの時間があるので、従来なら11時間半程度で到着していたのですが、約18時間とかなりの長時間フライトとなっています。
出発時間・到着時間が異なる

以前はKLMの成田空港発着といえば朝かお昼発だったのですが、韓国経由便は夜発となっています。
KL 861便
韓国経由 (2022年3月28日~2022年10月30日)
- アムステルダム – ソウル(仁川) 20:10 - 14:55+1 水土
- ソウル(仁川) – 東京(成田) 16:10+1 - 19:00+1
直行便
- スキポール空港発 14:35 – 成田空港着 9:45 (2020年利用時)
KL 862 便

韓国経由 (2022年3月28日~2022年10月30日)
- 東京(成田) – ソウル(仁川) 20:45 – 23:05
- ソウル(仁川) – アムステルダム 01:10+1 - 07:45+1
直行便
- 成田空港発 11:25 スキポール空港着 15:30 (2020年利用時)

乗り継ぎの間は、空港施設を楽しめるのですが、仁川空港着は深夜の23時。ということで、空港はガラガラ、どこのお店もやっていません……。
機内食が異なる

KLM機内食が韓国経由便では少し異なりました。インチョンを経由してアムステルダムへ向かう便の中で出てきた機内食はビビンバ!韓国便ならではですね。
お土産が没収!!?
直行便ではなく、乗り換え便になった際に特に注意したいのがお土産です。直行便の場合は成田空港で、スキポール空港の免税店で買った液体100mlを超える商品は問題なく持って帰れますが、乗り換えの際に保安検査がありますので、手荷物検査がひっかかり、没収されてしまったという方がいるそうです。
通常でも免税店で「乗り継ぎの際にはそこで没収される可能性」について説明されていたのですが、KLM直行便のつもりでお買い物すると、せっかくの化粧品やお酒が没収されてしまう可能性があるのでご注意ください。
KLM2022年仁川空港乗り継ぎ便搭乗記 はこちらにまとめて掲載しています。
新型コロナ対策や機内食、マスク着用、陰性証明書やワクチン証明書の確認について2022年8月に成田空港発仁川空港乗り継ぎ便、アムステルダム スキポール空港行のKLMオランダ航空を利用した際の搭乗レポートをまとめて掲載しています。 […]
2022年冬には直行便が復活
KLMの公式ホームページに以下のような記載がありました。
2022年冬期スケジュールの日本路線運航予定について(2022年10月31日~2023年3月25日)
便名 | 路線 | スケジュール | 運航日 |
---|---|---|---|
KL864 | 東京(成田) – アムステルダム | 11:30 – 18:05 | 水日 |
KL863 | アムステルダム – 東京(成田) | 12:30 – 09:45+1 | 火土 |
KL862 | 東京(成田) – ソウル(仁川) | 20:55 – 23:25 | 木土 |
ソウル(仁川) – アムステルダム | 01:25+1 – 07:15+1 | ||
KL861 | アムステルダム – ソウル(仁川) | 19:25 – 15:15+1 | 水金 |
ソウル(仁川) – 東京(成田) | 17:10 – 19:25+1 | ||
KL868 | 大阪(関西) – ソウル(仁川) | 20:40 – 22:35 | 火土 |
ソウル(仁川) – アムステルダム | 00:35+1 – 06:25+1 | ||
KL867 | アムステルダム – ソウル(仁川) | 19:50 – 15:40+1 | 月金 |
ソウル(仁川) – 大阪(関西) | 17:25+1 – 19:10+1 |
成田-アムステルダム間では直行便が復活と発表されています。 韓国経由便が登場する以前、従来のKL861便、862便に近いスケジュールです。関西空港は引き続き韓国経由便となるようです。韓国経由便の長時間フライトが大変でしたが、いよいよ直行便が復活するのはありがたいですね。
ですが、発表されているように曜日により直行便と韓国経由便が混在しています。成田空港発着の直行便は週に2日のみです。
- KL864 東京(成田) – アムステルダム 11:30 – 18:05 水日
- KL863 アムステルダム – 東京(成田) 12:30 – 09:45+1 火土
直行便を利用したい!という際には予約の際に経由便となっていないかの確認がおすすめです。予約はKLM公式ホームページから日本語で可能です。
参照)https://www.klm.co.jp/information/bulletin-board/klmjapan-info