オランダ ライデン(Leiden) には日本に所縁がある場所、日本を感じられる場所や日本語がありました。オランダ ライデン観光の町歩きで見つけた日本語、日本に所縁がある場所ををまとめて掲載しています。
日本博物館「シーボルトハウス」
シーボルト( フィリップ・フランツ・フォン・シーボルト/ Philipp Franz Balthasar von Siebold )という人物は、日本の歴史で耳にしたことがある人も多いでしょう。鎖国していた日本ですが、オランダとは交易があったことが歴史上のこっています。 シーボルトは、日本の長崎にあった出島に滞在していました。後に、シーボルト事件で日本を追われます。
「シーボルト 旧邸宅」と書かれた場所は、 シーボルトが以前住んでいた家で現在は「日本博物館」として シーボルトが日本からオランダに持ち帰った品などが、展示されています。
その
オランダ ライデンにあるシーボルトハウスについて、 見どころや、チケットや入場料、所要時間など。ライデンで日本を感じられる人気観光スポットです。 2019年と2020年に実際に行った時の様子なども掲載しています。 施設名 […]
営業時間: 10時00分~17時00分
定休日 月曜日、 1月1日、王の日、10月3日、12月25日
日本語が書かれた建物
ライデン(Leiden)の町歩きをしていると、壁に詩などが書かれている建物がありました。オランダの中でも、日本に所縁を感じる街とは聞いていましたが、街中を歩いていると俳句が書かれた壁が何か所かありました。オランダの壁で漢字を見るとは驚き新鮮です。
松尾芭蕉の俳句
ライデンで街中で目立っていた、壁一面に書かれた松尾芭蕉の句です。
荒海や 佐渡によこたふ 天の川
芭蕉 Basho 1644 – 1694
多くの名句が詠まれた松尾芭蕉の奥の細道の旅の中、「 佐渡」とあるように、 新潟県の佐渡島を詠んだ句と言われています。まさかオランダの壁で芭蕉の句を目にすることになるとは驚きの場所です。
日本語学科のあるライデン大学構内 菅原道真の歌
ライデンにあるライデン大学は、日本語学科がある大学です。そんなライデン大学構内にあるのが学問の神様としても知られる、菅原道真の歌。
東風吹かばにほひおこせよ梅の花 あるじなしとて春を忘るな
菅原道真(845~903)
古文で習った方も居るかもしれません。 拾遺和歌集に収録されている菅原道真の歌です。菅原道真が太宰府へと左遷となったとき、家の梅の花を詠んだ歌といわれています。
※住所はライデン大学です。大学構内で見かけました。
新国誠一 川または州
新国誠一氏の「川または州」1966年の作品だそう。少し分かりづらい場所にあり、一度気付かず素通りしてしまいました。隣に公園があります。
恥ずかしながら新国誠一という詩人を知らなかったのですが、ライデンで知ることになりました。壁面は 1925年- とあったものの1977年に亡くなられているそう。ということは、1977年前に壁に描かれたのでしょうか。 オランダ語と英語で州という漢字の意味と、川という漢字の意味が説明させていました。
詩ということですが、2つの漢字が描かれているこの詩は、壁面に飾られるとまるでアート作品のようでした。
海外で見かける日本語は、え、何でここにこれが?という不思議な場所もあり面白いです。ライデンで見かけた日本語は、日本の歴史でも知られている俳句などで興味深い体験でした。町歩きというとお洒落な場所や有名な観光スポットへ行きますが、こんな日本語や漢字巡りの町歩きも楽しいですね。
ライデンおすすめ観光スポット
その他、ライデンのおすすめ観光スポットやライデンへの行き方などをまとめて掲載しています。
オランダ ライデン(Leiden) は 南ホラント州にある都市で、アムステルダム中央駅から電車で35分ほどの場所にあります。ライデン大学というオランダ最古の大学がある街で、巨匠レンブラントが生まれた街でもあります。シーボル博物館など日本に[…]