オランダの解放記念日

オランダの終戦記念日について掲載しています。日本の終戦記念日とは異なり5月5日を解放記念日としています。前日の5月4日は追悼の日とし、半旗が掲げられ、黙とうが捧げられます。

オランダの終戦記念日

  • 5月5日

オランダの解放記念日は5月5日です。日本のように「終戦記念日」という呼び方をせず、オランダがナチスドイツから解放された日ということで解放記念日  (オランダ語: Bevrijdingsdag / 英語:Liberation Day) という呼び方をしています。各家で国旗が掲げられ、解放記念日を祝います。

ヨーロッパの終戦記念日とオランダの解放記念日

日本では8月15日を終戦記念日としていますが、欧州では 第二次世界大戦において連合国がドイツを降伏させた1945年5月8日、9日をVEデー(英語: Victory in Europe Day 略してV-E Day、VE Dayなど言われます)、終戦記念日としている国が多いようです。オランダでは第二次世界大戦で、カナダ軍・イギリス軍により、ナチス占領下のオランダ・デンマークが解放された5月5日を解放記念日としています。

オランダの解放記念日は5年に1度祝日

解放記念日  (オランダ語: Bevrijdingsdag / 英語:Liberation Day) は、毎年お祝いが催されますが、5年に1度祝日となるというオランダでも珍しい祝日です。2015年、2020年、2025年、2030年、2035年と末尾の数字が0と5の年が祝日となります。5月5日が日曜日または宗教的な日であっても、解放記念日は常に5月5日となっています。

解放記念日フェスティバル

オランダの著名人や世界各国のミュージシャンの、無料コンサートが開催されます。解放記念、自由や平和を祝ったイベントです。また、軍人のパレードなどが行われる街もあるようです。 ワーゲニンゲンという街は1945年にドイツ軍が降伏した町です。大きな街ではないのですが、そのため、多くの公人が解放記念日にワーニンゲンを訪れるそうです。

ナチス ドイツ占領下のオランダについて知れる博物館

オランダは第二次世界大戦中、1940年5月から1945年5月までナチスドイツによって占領されました。解放記念日は、ナチス ドイツ占領からの解放を祝う日です。 第二次世界大戦 ナチス ドイツ占領下のオランダの人々や様子について知ることができる、抵抗運動博物館(レジスタンス博物館)というミュージアムがあります。オランダの解放記念日の歴史に興味がある際にはおすすめの場所です。

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実際に行った時の様子

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追悼の日

  • 5月4日

解放記念日の前日はNational Remembrance Day(Dodenherdenking)とされ、 弔意を示す半旗が日没まで掲げらます。午後8時には、2分間の黙とうが行われ、当時の軍人や国家への敬意をはらい、平和の存続を祈ります。

5月4日に旅行中の注意

オランダ全土で黙とうが行われるため、 公共の交通機関は運転を停止し、またレストランなどの施設内でも音楽を停止するなどして黙とうが行われています。5月4日に旅行されている場合は驚かれるかもしれません。

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戦没者慰霊塔

アムステルダムのダム広場向かい側、デパートBijenkorf近くに戦没者慰霊塔があります。建築家JJP Oudによって 1956年5月4日に設計された、第二次世界大戦の記念碑です。

ダム広場には王宮などの観光し施設もあり、アムステルダム中央駅からも近く足を運びやすい場所です。今はすっかり平和でこれが戦争の記念碑だと言われなければわからないほど平和な雰囲気で、この記念碑も待ち合わせ場所や、休憩場所として親しまれていますが、過去の歴史を知ると、また違ったものに感じられるかもしれません。

戦没者慰霊塔 の場所

Dam, 1012 JL Amsterdam



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