フィリップス（PHILIPS）はどこの国のメーカー？会社？本社所在地はどこにあるの？フィリップスがある国や、本社の住所などフィリップス（PHILIPS） についてまとめて掲載しています。
フィリップス（PHILIPS）が生まれた国はオランダ
フィリップスが生まれた国はオランダです。1891年に、オランダのアイントホーフェン（Eindhoven）という町に従業員20名の電球工場を設立したのがフィリップスの元になっている会社です。フィリップスの創業者はGerard Philips（ヘラルド・フィリップス）と父親であるAnton Frederik Philips（フレデリックフィリップス）です。
電球の販売が欧州各地で成功したフィリップスは、かみそりやラジオなどの製造を拡大しますが、第二次世界大戦でオランダがドイツの侵略を受ける中アメリカへ拠点を移しました。
戦後、オランダのアイントフォーヘンへ戻りフィリップス本社はアイントフォーヘンとなりました。1997年、会社役員は本社をアイントホーフェンからアムステルダムに移転することを決定し、社名をKoninklijke Philips Electronics NVに変更しています。 Koninklijkeという名所はオランダ語で「ロイヤル・Royal」を意味し地域で評判が良く、少なくとも100年の歴史を持つ企業に授与されている称号です。
オランダで特定の企業は koninklijke（オランダ語で「ロイヤル・Royal」の意味）の使用を許可されています。 ロイヤルの称号許可や、オランダでロイヤルの称号を許可されている企業についてまとめて掲載しています。 オ[…]
現在のフィリップスの本社はアムステルダム
アイントフォーヘンにあったフィリップスの本社は、オランダの首都アムステルダムへ移りました。移転の決定が1997年に行われ、 本社移転が完了したのは2001年のこと。現在、フィリップスの本社はオランダ アムステルダムにあります。
アイントフォーヘンはフィリップスお膝元
本社がアムステルダムに移転したとはいえ、現在でもアイントフォーヘンという町はフィリップスのお膝元であることに変わりはありません。本社はアムステルダムに移転しましたが、本店はアイントフォーヘンにあります。また、アイントフォーヘンには、フィリップスミュージアムがあり、アイントフォーヘンにあるオランダ1部リーグ（エールディビジ）所属のサッカーチームPSVは Philips Sport Vereeniging の略語で、PSVのホームスタジアムはフィリップス・スタディオン（Philips Stadion）です。PSVには堂安律選手が移転したことでも、日本で広く知られるようになったサッカーチームです。
日本のフィリップス・ジャパン
フィリップスの商品は日本でも販売されています。日本で特に知られているのはシェーバーや電動歯ブラシなどの電化製品です。フィリップスという名前になじみがない場合も「ソニッケアー」という電動歯ブラシの名前なら耳にしたことがある人も多いのではないでしょうか。
フィリップスは、1953年に松下電器産業（現・パナソニック）と合弁会社を設立しました。日本における事業活動を開始し、現在は 株式会社フィリップス・ジャパンという名前で東京に本社があります。本社所在地は東京都港区でその他日本全国に事業所があります。
株式会社フィリップス・ジャパン所在地
108-8507 東京都港区港南2-13-37 フィリップスビル
フィリップスの商品は、日本でも家電量販店ほかオンラインショップの通販などで購入することが出来ます。
フィリップスが中国メーカーになつた？
2021年、フィリップス家電事業は、 中国ファンド高瓴資本（ヒルハウス・キャピタル）に家電事業を売却しました。 欧州を代表する総合電機メーカーのフィリップスでしたが、近年は 家電事業の業績が低迷し、照明や消費者エレクトロニクス部門などを分離し、ヘルスケアに集中しています。2020年には 家電事業の売却を検討していると公表しましたが、売却先が決まった形となります。フィリップスは中国メーカーになった？ という印象もありますが、 製造元は変わっても、「Philips」の商標権はフィリップス社にあり、 商標はライセンスとなっています。
