オランダのペットボトルにはデポジット料?リサイクル事情

オランダのペットボトルにはデポジット料がかかるからリサイクルしないと損!? オランダのペットボトルのデポジット料とリサイクル事情について掲載しています。

ペットボトルにかかるデポジット料

オランダで販売されているペットボトルや瓶にはデポジット料がかかる事があります。 オランダでは statiegeldfles といい、リターナブルボトル、リターナブル瓶、日本語で回収再使用瓶と呼ばれるペットボトルで、 繰り返し使用できるペットボトルや瓶になっています。 オランダで販売されている全部のペットボトルが対象ではありませんが、一部のペットボトルや瓶を購入した際にかかります。

statiegeld 10セント。リサイクルすると10セント戻ってきます。
statiegeldflesと書いてあります。

リサイクル対象のスーパーマーケットなどで瓶やペットボトルを購入した際、statiegeldfles という料金が取られていることがあります。これがペットボトル使用のデポジット料金で、対象のペットボトルを返品することで返金される料金です。小さいペットボトル(ソフトドリンクと水)には0.15ユーロのデポジット料がかかりました。

デポジット料はリサイクルで返金

リサイクル対象のペットボトルや瓶をスーパーマーケットなどに返すと、デポジット料が割引券になって戻ってきて、次の買い物に使える仕組みになっています。返品しなければ、デポジット料は戻ってきません。

スーパーマーケットでリサイクルする方法

購入したスーパーマーケットに空き瓶やペットボトルを持っていきリサイクルをします。スーパーマーケットごとに色や場所が異なります。スーパーマーケットの中にある場合や、外にある場合も。色なども違いますが、こんな風にペットボトルや瓶を入れる場所があるのは共通です。 購入したお店以外でもリサイクルが可能なようです。

写真はスーパーマーケットLidlのもの

こんな風にリサイクル機の中にペットボトルや瓶を入れると中に吸い取られて行きます。注意点として、パッケージは剥がさず持っていってください。日本ではリサイクルの際、ペットボトルのパッケージを剥がすことが多いですが、オランダではバーコードを読み取っているようで、以前バーコードがよれていたペットボトルが読み取れずエラーで返されてしまいました。キャップは再利用も可能ですので、キャップを付けてボトルを返却することが推奨されていますが、キャップがなければ読み取られないという事はないようです。

機械に何本入れたかがカウントされ、合計金が表示されます。Bonknopを押せば割引レシートが出てきます。オランダ語の表示ですが、英語など他言語への切り替えも可能でした。

割引レシートの使い方

デポジットした分のレシートは、買い物の際割引レシートとして使用が出来ます。

割引レシートが発行されます。(一部加工)

割引のレシートは基本的にそのお店でしか使えないようです。会計の際、このレシートを出して割引してもらいます。塵も積もれば山となる、というわけで、1本数セントなのですがまとめると良いお値段になります。リサイクルには期限はないので、ある程度まとまったら持っていけるのも良い点です。

2024年4月から空き缶のリサイクルも開始

2023年4月から空き缶のリサイクルも開始されました。缶のジュースやお酒でペットボトルと同じようなリサイクルマークがある缶が対象です。空き缶を集めてお金にというリサイクルが日本にもありますが、オランダの場合はつぶさないでペットボトル同様機械に持っていきます。

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ペットボトルで返金されるというシステムは、オランダ生活では知っておきたい知恵のひとつです。旅先や観光中はリサイクルが難しく、普通のゴミ箱に捨ててしまいがちですね。そんなペットボトルを回収してお小遣い稼ぎをしている人も居るとか。観光地のスーパーマーケットでもリサイクル可能なので、見かけたらオランダのリサイクル体験をしてみるのもおすすめです。



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