フェルメールが影響する展覧会

2023年史上最大規模のフェルメール展が行われているオランダでフェルメール作品に影響する作品の展覧会も開催!デルフトで過ごしたフェルメールについて、 フェルメール作品にインスパイヤされた写真展や十人十色、私の真珠の耳飾りの少女まで様々なフェルメールに関する展覧会が開催されています。

2023年史上最大規模のフェルメール展

2023年2月10日から6月4日までフェルメールの作品のうち28作品が展示されるという、史上最大規模のフェルメール展がオランダ アムステルダム国立美術館で開催されています。

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フェルメール作品が影響する展示会

フェルメール展の開催期間は、フェルメールの故郷であるオランダ デルフトなどで、フェルメールに関する展示会が行われています。アムステルダム国立美術館にフェルメール作品が集結していますので、フェルメール作品自体は展示されていませんが、実際に行ったところどれも興味深い角度で行われているフェルメールに関する展示会でした。

デルフトでのフェルメール展(デルフト・プリンセンホフ博物館)

Het Delft van Vermeer(Vermeer’s Delft )

2023年2月10日~2023年6月4 日

ヨハネス フェルメールの故郷デルフト。フェルメールの人生、人脈、デルフトとの関係に焦点を当てた展示会です。フェルメール作品の展示はありませんが所縁がある画家の作品展示がありました。

17世紀のデルフト文化や習慣など、フェルメール作品の理解を深める機会となる展示で、(ますます深みにはまってしまったような気もしましたが 笑)フェルメール作品を見るのとはまた違った角度で楽しめるフェルメール展になっています。フェルメール作品の歴史背景や絵画などを知りたい人にはとても面白い展示会になっています。

プリンセンホフ博物館
住所:Sint Agathaplein 1, 2611 HR Delft
公式ホームページ:https://prinsenhof-delft.nl/

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プリンセンホフ博物館はオランダ王国の建国の父オラニエ公ウィレム1世が拠点とし、暗殺された歴史的な場所でもあり、見どころの多い博物館になっています。

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フェルメール写真展(デルフト・旧教会)

Pearls of Light

2023年2月6日~4月1日

オランダの写真家Caroline Sikkenkがフェルメール作品にインスパイアされて撮影された写真展「 Pearls of Light 」。光の魔術師として知られるフェルメール作品をフェルメールが過ごした町デルフトで撮影したそう。

それぞれモチーフとなっているフェルメール作品も併せてパネル展示されていて、作品の背景や、デルフト焼きで有名なロイヤルデルフトで撮影された写真など説明書きがあり撮影背景も知る事ができました。ただ再現しているだけではなく、現代風にアレンジされている衣装など現代のフェルメールを感じる、興味深い写真展でした。

ちなみに、旧教会はフェルメールのお墓がある教会でもあります。

デルフト旧教会
住所:HH Geestkerkhof 25, 2611 HP Delft
公式ホームページ:https://oudeennieuwekerkdelft.nl/

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私の真珠の耳飾りの少女展(ハーグ・マウリッツハイス美術館)

My Girl with a Pearl

2023年2月6日~6月4日

オランダ デン・ハーグにあるマウリッツハウス美術館は、フェルメール「真珠の耳飾りの少女」「ダイアナとニンフ」「デルフトの眺望」の3作品の所蔵で有名な美術館ですが、アムステルダム国立美術館に一時的に貸し出されています。フェルメール作品がないマウリッツハイス美術館が行っているのが「 My Girl with a Pearl」 私の真珠の耳飾りの少女というイベントです。

作品の募集は昨年行われました。公募を紹介した記事はこちら。

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世界中から 3,482 人以上の「少女」の応募があり、選出された170 の応募作品が展示されています。5作品とデジタルでループされ表示されている作品がありました。十人十色の真珠の耳飾りの少女のインスタレーション展示です。

とても美しい作品。ですが、AIを利用した絵が選ばれたと物議をかもした作品です。

こちらは、先に紹介したデルフト旧教会で、写真展「 Pearls of Light 」を開催しているオランダの写真家Caroline Sikkenk氏の作品。 それぞれ個性がある真珠の耳飾りの少女は、フェルメールが現代のアートに与える影響を深々と感じずにはいられない興味深い展示になっています。

真珠の耳飾りの少女が飾られていた場所にはデジタルで作品がループ展示されていました。 アムステルダム国立美術館に貸し出された「真珠の耳飾りの少女」は 4月1日には、フェルメール展の会期中ではありますが一足早くマウリッツハイス美術館に戻ってくる予定になっています。以後はフェルメール展かいマウリッツハイス美術館で見る事ができる予定です。マウリッツハウス美術館の詳細についてはこちらにまとめて掲載しています。

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フェルメール作品の影響は現代にも

フェルメール作品はこのように現代のアーティストにも深い影響を与えています。贋作ではない、新しいフェルメールとでも言うのでしょうか。史上最大規模のフェルメール展はもちろん素晴らしいのですが、 現代のアート作品に対するフェルメールの影響をその目で感じることができ、それぞれのフェルメールに関するても興味深い展覧会になっていました。

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