オランダでつぶ貝の煮付け

つぶ貝らしき貝を購入できたので、下処理をして煮付けにしていただきました。つぶ貝の唾液腺には毒があるので、下処理をお忘れなく。プロではなく家庭の捌き方と煮付けです。

つぶ貝らしき貝が市場で1キロ4ユーロ

値札もなく、砂だらけ。聞いたら1キロ4ユーロだというので、見た目がつぶ貝に近いし、煮付けにでもできるかも、とオランダのつぶ貝に初チャレンジです。

個人流つぶ貝のさばき方

※以下プロではなく、個人的な捌き方なのでご参考までに。

まずは殻を綺麗に・砂抜き

殻ごと煮るのもありかなとおもっていたのですが、殻が割れたり綺麗とは言えない状態。しかも海外のこの貝が本当に日本と同じつぶ貝なのかイマイチぴんと来ず、どの辺まで毒があるのかが分からないので、殻から取り出してきちんと処理をしていただく事に。 まだ生きている貝があったので、少し食べてみるとやはり日本のつぶ貝に近い味。全部の貝が生で食べれる鮮度ではなかったので、つぶ貝の煮付けにする事に。

殻から取り出すのは串やフォークなどで取り出します。どうせ内臓部分は食べないので、固くて取れない場合や面倒な時気は引っ張り出してキッチンバサミで切るというずぼらな方法をとることも。下の部分は肝ですかね。サザエなんかだと肝焼きもいただけますが、この貝は……どうだろう。(食べていません)
生だと取り出しづらいですが、煮付けの場合は一度下茹ですれば、中身が取り出しやすくなります。

剥いてみるとやはり、日本のつぶ貝によく似ています。

唾液腺に毒がある

つぶ貝といえば、唾液腺に毒がある貝。テトラミンという毒素なのだとか。これが日本のつぶ貝と同じとは確定していないものの嘔吐などはつらいので、ここから丁寧に処理。

確かこの赤い部分の下のあたりが唾液腺だったかなと。きれいに洗っていきます。

塩を振ってもみ洗い

唾液腺を取った後、ぬめりがのこっていたので、この後さらに塩を振ってもみ洗いをしました。さてやっと煮付けに。ここまでが長い……。

処理したつぶ貝の煮物に

ここから煮ていきます。圧力鍋が無いので、コトコト弱火で1時間くらい。ここまでもさらに長い……。

つぶ貝を柔らかく煮るコツ:大根

大根とつぶ貝の煮物にしてもよいですし、少し切れ端を入れるだけでも良いです。大根の成分が貝を柔らかくしてくれるらしいです。ということで、大根と煮ます。切れ端でも十分です。

長い道のりでした。

ですが、こんな風なつぶ貝むき身の煮つけのようなものが完成できます。パチパチパチ👏

つぶ貝は毒の処理など煮ても焼いても毒素が残るので、丁寧に処理するのがおすすめです。 下処理の苦労を考えると 日本では、こんな風に処理したものの販売してくれるのが本当にありがたいです。

日本のスーパーで処理済のつぶ貝やむき身が買えて楽なのとは違いますが、ま、オランダでも頑張れば食べれました、ということで、海外やオランダで、頑張ってつぶ貝を食べよう!という方の参考になれば幸いです。

調べたところオランダではつぶ貝をWulk(複数形:Wulken)というそうです。スーパーマーケットではあまり見かけたことが無いので、マイナーな貝という気がします。オランダの貝について以下にまとめて掲載しています。

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