【世界遺産】ファン・ネレ工場 オランダ建築 美しい工場

オランダにある世界遺産のファン・ネレ工場。オランダ近代建築の代表作、最高傑作ともいわれる機能的で美しい工場ファンレネ工場について、場所や実際に行った時の様子などをまとめて掲載しています。

世界遺産 ファン・ネレ工場

オランダ語:Van Nellefabriek
英語:Van Nelle Factory 

オランダの世界遺産は、比較的新しく登録された世界遺産が多くあります。 ファンレネ工場もそのひとつで、1994年にUNESCOの世界遺産リストに加えられました。オランダにはそれまで9個の世界遺産があり10個目の世界遺産としてファンレネ工場が登録されています。

ファンレネ工場はオランダで最も重要な産業遺産と見なされています。ファンレネ工場が竣工されたのは1931年。日本の昭和6年で第二次世界大戦の前です。長い歴史を持つ世界遺産も多い中、ファンレネ工場は近代建築物です。そのため、実際に見てみると何が凄いのだろう?と思う方も居るかもしれませんが、今みて当たり前のように見えることが凄いといった印象をうけます。

カーテンウオール

ファンレネ工場は自然光を取り込むための大面積のガラスによるカーテンウォール が特徴的です。カーテンウォールとは、内部と外部の空間をカーテンのように仕切る壁のことをいいます。 実際に見てみると、工場と言われなければわからないほど、どこもガラス張りで明るい空間となっています。まるで現代のオフィスビルのような雰囲気です。

建物と建物をつなぐ渡り廊下。これもガラス張りです。 ガラス張りの建物はよくありますが、この建築を工場として100年ほど前に設計していた、という事が凄いのだなと感じます。最近の建築物だと言われても違和感がなさそうです。

渡り廊下は中から見るとこんな感じでした。ファンレネ工場は外から見た方が美しいかもしれません。天気の良い日はガラスからの光がもっと綺麗に感じそうです。

設計者

ファンレネ工場はの設計はブリンクマン設計事務所、レーンデルト・ファン・デル・フルフトです。当初ファンレネ工場の建設はミシール・ブリンクマンに託されて、1923年に設計・建設が始まりましたが、ミシール・ブリンクマンが1925年に亡くなったことから、建築家レーンデルト・ファン・デル・フルフトが引き継いだとされています。

現在は工場は停止、イベントスペースに

ファンレネ工場は1995年までコーヒー、紅茶、タバコ工場として操業していましたが、現在では工場としての機能は停止され、建物はイベントスペースやオフィススペースとして活用されています。

ファンレネ工場へ行ってきました

2022年にファンレネ工場内で行われるイベントのために行ってきました。世界遺産のファンレネ工場の受付ということで少し緊張して行って拍子抜け。入り口にはだれもおらず、受付や入場料も無く無料で自由に入ることが出来ました。 守衛さんがいることもあるようです。

本当に一面ガラス張り。聞いていた通り斬新な作りの美しい工場。建築が好きな人にはたまらない全景です。

こんな広い庭園も。かつては労働者がお昼休みを過ごしたのかもしれません。ファンレネ工場は、労働者の福利厚生についても先駆的だったといわれています。

イベントスペースを目指す途中で、少し建物見学(工場見学?)をしました。中は普通のビルのよう。お昼ごろ行ったのですが照明が付けられておらず、廊下や階段は自然光のみでした。

天気の悪い日だったせいもあり薄暗く、ひっそりして少し怖かったです(笑) それでもこの明るさなのはファンレネ工場のカーテンウオールの賜物なのでしょうか。

敷地内にはちょッとしたお店やカフェもあるよう。自由に歩き回れて良かったのですが、ツアーで来ている人が居て後からこのようなツアーがある事を知りました。

  • Guided tour Van Nelle Factory incl. entrance Chabot Museum

https://tickets.chabotmuseum.nl/chabotmuseum/en/flow_configs/chabotmuseum/z_events_list

よりファンレネ工場の見どころを見るにはこういったツアーの参加の方が良さそうです。自由にいっても外から見たり、少し建物内に入ることが出来たり建築物の美しさは見る事が出来ましたが、広いこともありどこを歩いて良いのか分からず、見どころが分からず少し歩いただけとなってしまいました。世界遺産の見どころをちゃんと周りたい方はツアー参加の方が良いかもしれません。

ファンレネ工場は オランダ近代建築の代表作、最高傑作ともいわれています。オランダの建築は現代でも高い評価を受け、オランダの建築家は世界中で活躍しています。 ダッチデザインと呼ばれる機能的でありながらデザイン性を兼ね揃えたデザインは建築にも用いられており、ファンレネ工場はダッチデザインの先駆けとなった革新的な建築物とも見れるのかもしれません。興味深い見学となりました。

オランダの建築に興味がある方、良かったらこちらもご覧ください。

https://oranda.jp/category/guide/architecture/

地図・場所・アクセス

Van Nelleweg 1, 3044 BC Rotterdam

車の他、少し歩きますが公共交通機関でも行くことが出来る場所にあります。

公式サイト

https://www.vannellefabriekrotterdam.com/

オランダの世界遺産

オランダにある世界遺産一覧をまとめて掲載しています。

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