オランダで家探し!不動産を賃貸したい!オランダで家探し、不動産賃貸のおすすめサイトは?学生やワーホリの家探しのおすすめサイトは?不動産詐欺の注意についてなど、オランダの家探しについてまとめて掲載しています。
オランダで家を探すにはどうする?
オランダでの家探し、知り合いや会社の不動産を使えない場合は自分で家を探すことになります。日本と似たような流れで、貸したい情報が掲載されている情報サイトを検索して利用します。またFacebookなどのSNSで探す方も居ます。
※ オランダでは不動産に関する詐欺の被害が増えています。なるべく安心できる不動産サイトを選びましたが、以下のサイトに掲載されているから絶対安心できる情報が掲載されているサイトという訳ではありません。情報の利用はご自身の責任でお願いします。
オランダ語の有名な不動産賃貸サイト
オランダでのお家探しに便利な不動産検索サイトを以下にまとめています。オランダの不動産サイトは基本的にはオランダ語になっています。お問い合わせは英語でしても返事がある場合が多かったです。
funda
日本でいうSuumoなどの大手不動産サイトと言った感じで家族向けの一軒家賃貸から、マンションの1部屋、広さも間取りも様々色々なお部屋が掲載されています。売買物件も掲載されていますが「Huur」で賃貸の不動産を探せます。
pararius
こちらも人気の高い不動産検索サイト。 「Huur」で賃貸の不動産を探せます。fundaと似たような不動産が掲載されているのですが、たまに parariusのみ掲載されている不動産もありました。
ちなみに上記2つはよく使われるサイトなので、人気の部屋は掲載→見学予約殺到→即決定 という流れも珍しくありません。中には内見せずに即決になったであろう速さでサイトから消えていく不動産もあり、激戦になりやすい定番サイトです。
kamernet
もう一つ、比較的使われているのが「kamernet」というサイトです。大手サイトに掲載されていないようなお部屋が見つかる可能性があります。
学生・カップル・1人暮らしの部屋探し
学生、カップル、ワーホリの場合は大手不動産サイトでの家探しに加えて「部屋探し」ができるサイトも便利です。また 日本でいう学生寮のような感じで、例えば地域ごとの学生向け部屋探しサイトがあります。大学がある地域にあることが多く、留学生の方などにおすすめです。
Huurwoningen
賃貸物件の検索エンジンです。1ベットルームの部屋などが多く掲載されている、お部屋探しに便利なサイトです。
kamernet
kamernet は家族向けの他、1ルームなど1人やカップルで使いやすい部屋も多く掲載されています。 閲覧は無料ですが、メッセージのやり取りが有料になります。
Rentslam
こちらも有料の不動産検索サイト。不動産サイトの情報が有料になるというのは オランダでは珍しくないサービス形態です。
housing anywhere
世界的に有名な賃貸サイト。オランダでも使われています。個人オーナーの部屋が掲載されているので、大手不動産サイトとは異なる情報が見つかるかもしれません。主に英語で使う事が出来ました。
Holland2Stay
1人向け、カップル向けの部屋などが多く掲載されています。 学生のみ対象の部屋もあります。
Student experience
学生向けの家具付きスタジオが検索できます。
地域別学生向けの賃貸サイト
大学がある地域の周辺には学生向けの賃貸サイトもあります。
Studentenwoningweb
アムステルダム、ディーメン、ハールレム地域の学生向け賃貸サイトです。
https://www.studentenwoningweb.nl/
Ghuus
フローニンゲン大学(University of Groningen)があるフローニンゲン地域の学生向けの賃貸サイトです。
Roomspot
トゥウェンテ大学(University of Twente)があるエンスヘーデ、ヘンゲロ地域の学生や若い人向けの賃貸サイトです。
上記は一部なので、大学のサイトや大学などに聞くとより情報が掲載されている場合が多いかと思います。
オランダの家探しは大変?家賃が高い?家が見つからない?
一言で言うとオランダの家探しは大変です。オランダ人でも探しづらい中、外国人ですのでより一層探しづらくなります。大学生(留学生)で授業があるのに家が見つからなかったり、フルタイム勤務の仕事をしていても見つからない事も。ここ数年、特に2022年頃から家賃はかなり上昇していますし、売り手市場と言った感じで高い賃料であっても不動産情報サイトに掲載されるとすぐに借り手がついてしまうという争奪戦のような状況もあります。日本人でまだ仕事がないワーホリやフリーランスの場合はなかなか厳しい状況で、中には数か月見つからない、見つからないので諦めて日本に帰国するという人も耳にしました。
数年前の話になりますが、 私はフリーランスビザ取得前、家を借りる際に日本からの定期収入があることを提示して賃貸することが出来ました。海外でもフルリモートで働ける状況を利用して収入の継続を証明できる状況は強みだったかもしれません。 クライアントとネット上で直接やり取りができるので、海外リモートワークも探しやすいおすすめのサイトはこちらです。
オランダにエンジニアの人が移住しやすいといわれているのにはこのような背景も影響していそうです。
オランダはエンジニアが移住しやすい国?ビザや仕事、エンジニアとしてのオランダ移住についてまとめて掲載しています。 オランダはビザが取りやすい? オランダにはワーキングホリデービザやフリーランスビザなどがあり、日本人が比[…]
デポジットの送金に便利
オランダでは家を借りる場合には契約の際デポジット料を予め払うことが多くあります。通常家賃の2カ月程度、個人事業主などの場合は3ヶ月分の家賃を予め払う場合もあるかもしれません。家賃の2~3ヶ月分となると一度に高額なユーロが必要になります。私は
というサービスを利用して日本の銀行からオランダの銀行に送金しました。なかなか決まらないと思っていたら、数日後に契約になりすぐデポジット料が必要になり焦りました。必要になった時に送金しても比較的すぐ着金したのでとても助かりました。日本に居る間に登録を済ませられました。使い始められるまで少し時間がかかったので、予め登録しておくことがおすすめのサービスです。
オランダの家探しのコツ
オランダの家探しは、日本の不動産会社に問い合わせた時のようにお問合せすれば返事が来る、と言った感じではありません。メールしても返事が来ない、という事はよくあります。 日本の家探しの常識は通じません。 メールより電話での連絡の方がお問合せ出来る事が増えてきますが「メールしか受け付けない」という不動産会社もあったり様々です。 既に決まっている家も募集中とサイトに掲載されていることがあります。
家の見学も日本とは勝手が違いました。予約が前日の夜に突然「明日の朝いける?」と連絡が来たこともありました。売り手市場なので見れる人の中で決めればよいやという感じなのかもしれません。1度に何人も一緒に見る事も多くありますし、数分おきに予約が入っている事もありました。
決め手になりやすいのは「お金」です。デポジット料を多く払ったり、家賃を上乗せして提示したり、数ヶ月分の家賃を前払いしたり、外国人に貸してもよいという人は人種より「よりお金を稼げる人に貸したい」という率直な人もいるので、その点考慮するのもよいかもしれません。
また「すぐ使用」も強みになりやすいです。数か月後に空くという物件の場合は違いますが、既に空室の部屋は大家さんからしたらすぐ貸して1日でも多く稼ぎたいものです。空いている物件を数か月先に契約というのはなかなか通りづらいです。家賃は1ヶ月分重なってしまうのですが、前の家の契約が残っていても次の家をすぐ契約をする事で借りられた家もありました。 沢山応募がある中わざわざをの人に家を貸すメリットがある人に貸したいわけなので、 大家さんの視点に立つと家を貸してくれない理由がわかるかもしれませんね。
必死に探しても見つからないオランダの家探し。 外国人が家を探すのは大変な事です。 オランダで家が見つからなかった人より家を見つかった人が発信する情報が多いので「家が見つかる」そんなイメージもあるかもしれませんが、かなり苦労することは念頭に置いておいた方が良いかと思います。
家が決まるまではホテル暮らし
家が決まるまでは、主にホテル暮らしなどになります。なるべく安く探せるようホテルの比較サイト Skyscanner などの利用が便利です。
不動産詐欺には気を付けて
オランダの家探しが過熱する中、詐欺も多発、横行していると聞きます。契約前に大金の振り込みを請求されお金を振り込んだのに、部屋を利用できない、鍵が貰えない、お金が返ってこないという被害もあります。確かに家を借りる前に 数か月のデポジット料が必要なのはよくあることなのですが、自分の不動産でない写真を利用して架空の賃貸情報を作成したり、 もっとお金を払えばよい情報を提供するととお金を請求されたりする場合もあるとか。2024年には在オランダ日本国大使館からも「住居の賃貸契約に関する詐欺について」として以下の注意が促されました。
●オランダの生活情報を無料で掲載できるサイトを利用した賃貸契
約詐欺が発生しています。
●実際に物件を見ないうちにデポジットを払うことはリスクを伴い
ます。ご注意ください。
オランダ国内の住宅不足につけ込み、生活情報を無料で掲載できる
サイトを利用した賃貸契約の詐欺事案が発生しています。
具体的な被害事例としては、以下のとおりです。
(1)契約のため、事前にデポジットを請求され支払った後に、連
絡が取れなくなる。
(2)契約締結後、実際に当該アパートへ行ったところ、既に他の
人が住んでおり、住むことができない。
犯人は、実際の住居の賃貸契約であると思わせるため、賃貸契約に
関する書類を提示したり、賃貸契約ができると詐称する部屋を、テ
レビ電話等を利用し見せたりすることもあります。
この様な被害に遭わない為にも、まずは住居が実際に存在すること
を確認するために直接住居の内見を行うことが必要です。内見を行
わずに事前にデポジットを支払うことはリスクを伴います。
このような詐欺に遭わないためにもしっかり情報収集を行い、信頼
のおける住宅紹介サイトを利用する等、十分な対策が必要です。
売り手市場の中、家が決まらないと焦る人の足元をみた詐欺が多発しているようです。 先にも書きましたが、このサイトに掲載されているから絶対安心できる情報が掲載されているサイト、詐欺情報がないサイトという訳ではありません。責任は取りかねますので情報の利用はご自身の責任でお願いします。
家探しのオランダ語
huurは賃貸です。verhuurは貸出済みの家です。サイトに既に賃貸済みや契約者が決まった物件が掲載されていることもあります。その他、家探しの役に立ちそうなオランダ語をこちらにまとめて掲載しています。
オランダで家探しをする時に便利!賃貸、間取り、築年酢など不動産に関するオランダ語についてまとめて掲載しています。 購入 : koop 購入(買う)はkoopと言います。koopは英語でいうbuy、つまり買うという意味で[…]
不動産詐欺にはくれぐれもご注意ください。そして、そもそもすぐ見つかる人がかなりラッキーで長丁場になることは珍しくありませんので、家が探せなくても気を落とさずに。良いお家が見つかりますように!