日本では台風1号、2号と呼ぶ台風ですが、オランダでは嵐・台風の呼び方が少し異なります。オランダでの台風の呼び方について日本と比較して掲載しています。
日本の場合
気象庁で毎年1月1日以後、最も早く発生した台風を第1号とし、以後台風の発生順に番号をつけています。そのため、台風1号、台風2号と順番に増えていく数え方、呼び方になっています。
オランダの場合
オランダの場合も発生した順に数えていきますが、A、Bなどアルファベット順に人名の名前を付けて数えていきます。オランダの台風の呼び方は英国、アイルランドと同じ名称を使用しています。
日本と違うのは、予めシーズンで台風の命名が決定している事です。UK Storm Centre(英国ストームセンター)からAからZまで発表されており、台風が来た順にその名前があてられます。シーズンの期間も9月~翌年の8月となっています。オランダやイギリスなどは9月は学校の新学期スタート時期などにもなっており、区切りの季節となっています。
台風の名前の決め方のルール
決め方にはルールがあり、Q、U、X、Y、Zが頭文字の嵐はありません。そして、Aから順番に使用していくので、後半の名前は使用されないでシーズンを終えることとなります。
【例】2019年~2020年 台風の名前一覧
A-Z of UK storm names 2019/20
2019年~2020年の名前は以下のように決定しており、発生した際に、発生したに日付と直撃した日付が追加されるようになっていました。
- Atiyah
- Brendan
- Ciara
- Dennis
- Ellen
- Francis
- Gerda
- Hugh
- Iris
- Jan
- Kitty
- Liam
- Maura
- Noah
- Olivia
- Piet
- Róisín
- Samir
- Tara
- Vince
- Willow
【例】 2018年~2019年の台風の名前
Ali
Bronagh
Callum
Deirdre
Erik
Freya
Gareth
Hannah
I以下の名称は予め用意されていましたが、未使用となりました。
Storm Idris
Storm Jane
Storm Kevin
Storm Lily
Storm Max
Storm Niamh
Storm Oliver
Storm Peggy
Storm Ross
Storm Saoirse
Storm Tristan
Storm Violet
Storm Wyn
未使用になったから、来シーズンに使用するかというとそういう訳ではなく、次のシーズンにはまた新しい名称が用意されてます。台風の名称はSNSなどで命名の希望やアイデアを出すこともできるようになっています。提案もふまえ、 イギリス、アイルランド、オランダの多様性を反映したより人気のある名前が選ばれているそうです。同じヨーロッパでもフランス、スペイン、ポルトガルは、違う嵐の名称が使われます。
オランダで嵐!強い風に注意!
オランダでは強い風に注意!コードレッド、コードオレンジ、コードイエローなどの注意報が オランダ王立気象研究所(KNMI) から発令されます。
オランダでは強い風に注意!コードレッド、コードオレンジ、コードイエローなどの注意報が オランダ王立気象研究所(KNMI) から発令されます。。 オランダ王立気象研究所(KNMI) KNMI は、降水量、気温、風、雷[…]