KLMオランダ航空の座席「プリファードシート」について、料金や、実際に登場して感じた価値、エコノミーとの違い、エコノミーコンフォートとの違いなどを掲載しています。
プリファードシートとは
プリファードシートは英語で、Preferred seatと書きます。Preferred seatの意味は「優先席」というような意味です。つまり、機内前方の優先的な座席になります。
他の座席との違い
KLMオランダ航空の国際便(成田からアムステルダム便)などには
アップグレードの座席料金が安い順に
- エコノミー
- プリファードシート アップグレード+5,000円程度
- エコノミーコンフォート アップグレード+10,000円程度
- ワールドビジネスクラス アップグレード+60,000円程度
といった4段階の座席があります。ワールドビジネスクラスは別格ですが、エコノミーの座席で、無料~1万円の幅があることになります。
以下、エコノミーの座席の違いをみていきます。
エコノミーとプリファードシートとの違い
前方のエコノミー席
以上です。「え?」と思う方もいらっしゃるかもしれません。+5000円程かかるプリファードシートですが、座席自体はエコノミーと全く同じものです。
機内食も同じで、優先搭乗、また、荷物優先なども何もありません。前方に座れるエコノミー席です。
KLMはZone3、Zone4などZoneの数字が少ない順がから登場するのですが、強いて言えばエコノミーの中でも前方のプリファードシートはZone3になり、後方のエコノミー席より早く搭乗が可能です。
エコノミーコンフォートとプリファードシートとの違い
アップグレードで+5,000円程の差があるエコノミーコンフォートとプリファードシートですが、大きくは座席の幅に違いがあります。
幅、といっても、成田-アムステルダム便などの座席は配置は
エコノミーコンフォートもプリファードシートも3-4-3の座席配置になっており、横幅の違いはありません。
違いがあるのは縦の幅。機体やフライトにより違いもありますが
エコノミークラスに比べて、足元のスペースが4~5 cm (1.5~2 inch) ゆったり
これ、だけです。
写真左がエコノミーコンフォート席で、 プリファードシート です。エコノミーコンフォートのほうが、少し座席間が広くなっています。それ以外はKLMのエコノミーコンフォートはアメニティなし、ウェルカムシャンパンなし、エコノミーと同じ機内食といった冷遇ですので、そこしか違いがありません。KLMエコノミーコンフォートについてはKLMエコノミーコンフォートの価値と感想にまとめています。
KLMオランダ航空のエコノミーコンフォート座席について、価格や機内食、実際に乗って感じた価値や感想などを掲載しています。※2020年搭乗時の内容です。 KLMのエコノミーコンフォート KLMのエコノミー[…]
プリファードシートを予約する価値はある?
こちらは個人差になりますが、個人的にはプリファードシートにアップグレードするのはあまり価値がなく、ほぼエコノミー席で良いのでは、と思います。
あまり価値がないと書いてしまいましたが、そう感じる人が多いのか、わざわざエコノミークラスからプリファードシートへアップグレードする人が少ないので、隣が空くことがままあります。ただこれは絶対ではありませんので、あくまで傾向としてです。
また、エコノミーでも前方のため、降りる時に比較的早く降りられます。
- 乗り継ぎまであまり時間がない
- 降りる時に早めに降りたい
- エコノミー席の後方まで歩きたくない
- 食事は食べたいほうを選びたい
そんな方には、プリファードシートの価値を感じられるかもしれません。
プリファードシートはアップグレードで+5,000円程と書きましたが、大体その程度な事が多いですが希望する便のアップグレード料金は、 KLM.jpのホームページなどで、予約希望日などを入力すると、正確な料金を見る事が出来ます。