フリーダ・カーロとはどんな人?生い立ち・代表作品

フリーダ・カーロとはどんな人?大事故、離婚などの生い立ちは?フリーダ・カーロ展に展示されていた生い立ちや、沢山のフリーダ・カーロ作品の中から代表作の一部を紹介しています。

フリーダ・カーロとは

フリーダ・カーロ(Frida Kahlo)は、メキシコを中心に活動した画家です。つながった眉毛や髭が映えた自画像が良く知られています。 1907年に生まれ、1954年47歳で死去したフリーダ・カーロは 病気、バスの大事故、不倫、離婚、その生い立ちが彼女の絵画には大きく影響しているといわれています。

オランダの美術館でフリーダ・カーロ展VIVA LA FRIDA!へ

フリーダカーロの存在はしりつつも、なかなかメキシコに行く機会はなく彼女の作品を見れる機会は無いかな、、と思っていたところオランダの美術館でフリーダカーロ展があると知り足を運んできました。フリーダ・カーロ の生い立ちをより深く知れ、作品の多くを見る事が出来た大満足の展示会でした。展示で見る事が出来たフリーダカーロの生い立ちや代表作をまとめて掲載しています。

フリーダ・カーロ の生い立ちと代表作

フリーダ・カーロ展VIVA LA FRIDA!では彼女の生い立ちと代表作の一部が展示されていました。フリーダ・カーロの父親について、母親について、生まれについて、それからバスの大事故についてとすすみます。オランダ語と英語の説明書きがありました。

フリーダ・カーロ ポートレート

つながった眉毛、口ひげという印象的な自画像の絵画が多いフリーダ・カーロですので、ポートレートを見るのは初めてでした。その美貌に多くの人を虜にしたという彼女の本当の姿が見れた気がします。

病床での苦しみWithout hope

1945年に描かれたWithout hopeという作品。病気に苦しんだフリーダ・カーロは食欲不振にも苦しんだ中で、強制的な食事を与えられていたのだとか。そんな苦しみを希望がない状況と描いていました。よく見ると一つ一つが食事になっています。

事故の苦しみ The Broken Column

彼女の代表作といえば自画像。フリーダカーロの生い立ちを語る中で必ず出てくる中に、バスの大事故がありますが、これは手術を受けた直後に描かれた自画像だそう。脊椎手術を受けた苦しみ、絵画に描かれている沢山の釘、その事故の苦しみが鮮明に描かれている作品でした。

スイカの絵

フリーダ・カーロのスイカの絵も良く知られています。スイカのみの絵画はこの企画展ではみれませんでしたが、スイカを中心とした果物の絵がありました。 痛々しい表現が多い印象の自画像に比べると、生命の活気を象徴する果物の絵は、生きる力のようなものを感じる作品でした。

フリーダカーロの衣装展示

作品や生い立ちの展示のほか、衣装の展示もありました。民族芸術の第一人者ともいわれているフリーダカーロの色鮮やかな衣装はとても美しかったです。 作品展示は彼女の辛い生い立ちを感じ、気が滅入る作品も多かったのですが、衣装は単純に美しさをたのしめました。

彼女の遺品も多く展示されていました。特に目を引いたのが義足です。右足を切断した後に使用していたという義足。見聞きするのと実際の義足を目にするのは違いますね。靴と一緒に展示されていて、実際に使われていた様子が目に浮かぶようでした。

ここで紹介した作品や展示写真はほんの一部で、 作品のほか、写真や映像、遺品なども多く展示がありフリーダ・カーロについて、より知ることが出来るとてもボリュームのある展示会でした。 眉毛や髭の印象が強いかもしれないフリーダ・カーロですが、その生い立ちから描かれる自画像は痛々しからこそ人を惹きつけ、その苦しみの中で描かれる鮮やかな絵画にも惹きつけられるのかもしれません。とても印象的な展示会でした。

フリーダ・カーロ美術館

フリーダ・カーロ美術館はメキシコのメキシコシティにあります。フリーダ・カーロが生まれ育った「青い家」がリニューアルされ美術館Museo Frida Kahloとして公開されています。

などのツアーもある様。もしメキシコまで足を運べる方は羨ましい。是非フリーダカーロ美術館へ。

フリーダカーロの映画やリメンバーミー

フリーダ・カーロは映画フリーダでも良く知られています。

また、メキシコが舞台になっているといわれている映画リメンバー・ミーに「フリーダ・カーロ」というキャラクターでも登場。日本語版は渡邊直美さんが声優を務めるなど話題となりました。

フリーダ・カーロのグッズ販売

美術館はフリーダ・カーロ一色で、ミュージアムショップでも作品集のほか、沢山のグッズ販売がありました。色鮮やかでとても綺麗。日本でも本の他ポスターやTシャツなどを通販でフリーダ・カーロのグッズを買えるようです。

オランダ ドレンテ博物館

オランダでは、2021年から2022年にかけてフリーダ・カーロの展示があるようで、 2021年5月28日から2021年10月3日までアムステルフェーンにあるコブラ美術館でFrida Kahlo & Diego Rivera: A Love Revolutionの展示がありました。そして、2021年10月8日から2022年4月18日までドレンツ博物館で Viva la Frida! ビバラフリーダ!-フリーダカーロの生涯と作品は、 2021年10月8日から2022年4月18日までの期間限定の展示です。(当初の3月27日から延期されました)。

オランダ ドレンテ博物館の場所や特徴についてはこちらにまとめています。

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