アムステルダム観光で芸術を堪能するモデルコース

アムステルダムは芸術の街。絵画から音楽まで芸術を1日で徹底的に堪能したいという人向け、美術館を4個も巡り、コンサートまで楽しむアムステルダム観光モデルコースです。

朝:アムステルダム国立美術館

朝は、アムステルダム国立美術館からスタートします。アムステルダム国立美術館は、レンブラントの「夜警」やフェルメールの「牛乳を注ぐ女など」の名画を所蔵している美術館です。時間予約が出来ないので、昼以降の混む前に朝一で行くと比較的空いています。土曜日の10時半に入場したときの写真。この日は12時半頃美術館を出たのですが、その頃にはチケット売り場もクロークも長蛇の列でした。

お昼:ミュージアム広場かレストランで

お天気のいい日は、近くのコンビニやお店で食べ物を買って、ミュージアム広場で食べるのがとても気持ちが良いです。冬や雨の日は、近くのレストランの方が良さそうですね。時間があれば、徒歩10分のライゼ広場の方まで足をのばすと、沢山のレストランがあります。

午後:ゴッホ美術館

ゴッホ美術館は時間予約が出来るので、お昼の時間を考えてあらかじめ時間予約していくとスムーズに入れます。ゴッホのひまわりなどゴッホ作品を思う存分堪能できる美術館です。黒川紀章さんデザインの外観にも注目です。

アムステルダム市立美術館

現代アートの宝庫の美術館。ゴッホ、モンドリアンやピカソなどの作品も展示されています。モンドリアンの作品は、ハーグにあるハーグ市立美術館に多く展示されているのですが、アムステルダムからは少し距離があります。アムステルダムでモンドリアンやデ・スタイル派の作品を見たいなら、このアムステルダム市立博物館がおすすめです。その他、現代アート好きにはたまらない作品展示だと個人的に思います。

MOCO美術館

2016年オープンの新しい美術館

MOCOミュージアムの展示は、企画展により大きく変わります。これまでには、バンクシーや、草間彌生さんなどの展示も。公式ホームページで現在の展示アーティストが確認できるので、気になるアーティストでしたら足を運ぶことをお勧めします。他の美術館は17時で閉まってしまうのですが、MOCOミュージアムは19時、20時と遅くまで営業しているので、他の美術館の後に行くことが可能です。さすが3個連続での美術館巡りは過酷ですので、時間次第では、早めに夕飯へ行き、その後MOCO美術館へというプランも良いかなと思います。

夕飯:レストラン

夕飯はできればゆっくり時間を取って、ライゼ広場まで足をのばすのが理想です。オランダ料理のお店もありますよ。また、コンセルトヘボウには当日のコンサートのチケットを持っている人しか予約できないレストランがあります。コンサートの前にグルメな夕飯もおすすめです。

夜:コンセルトヘボウ

沢山の芸術、アートを堪能した後は、音楽の世界へ。コンセルトヘボウは世界屈指のコンサートホールです。コンサートがほぼ毎日、夜8時時頃から開催されています。事前に予約しておいた方が良いと思います。英語でコンセルトヘボウのホームページから予約するか、日本語予約が可能なサイトもあります。夜は遅く終わるので、可能ならコンセルトヘボウ近くにホテルを予約しておくと安心です。

以上、アムステルダム観光で芸術を堪能するモデルコースでした。かなり多めに美術館を入れましたので、好みでない美術館は外した方が1つ1つをゆっくり楽しめます。 かなりぎゅうぎゅうに、芸術を詰め込むモデルコースです。 また、今回紹介した芸術の場は全てミュージアム広場という場所にあります。そのため移動が少なく済みますので、寒い冬や暑い日でも比較的に快適に回れるコースになっています。

金曜日のミュージアムと水曜日のコンセルトヘボウ

通常、アムステルダム国立美術館、アムステルダム市立博物館、ゴッホ美術館は17時に閉まります。そのため、もし3つ全部の美術館を1日で周りたいなら、早めの時間に行く必要があります。ただ、金曜日は、ゴッホ美術館、アムステルダム市立博物館は21時、22時といつもより遅くまで開いていることが多いです。そのため、コースの順番を入れ替えたり、他の場所を回った後でも、美術館へ行くことが可能です。また、水曜日にはコンセルトヘボウでお昼に無料のコンサートがあります。チケットは大人気のため争奪戦ですが、もし水曜日に観光するのであれば、お昼にコンセルトヘボウで音楽を堪能し、その後、美術館へ足をのばすというプランも良いかなと思います。

アムステルダムとハーグで美術館巡り

このモデルコースでは、オランダ観光に来たら絶対行きたい美術館の1つというマウリッツハイス美術館が入っていません。このモデルコースだと、アムステルダムのミュージアム広場で移動時間が少なく芸術は堪能できますが、名画「真珠の耳飾りの少女」を見ることが出来ないため、フェルメール作品が好きな人には、物足りないモデルコースになります。マウリッツハイス美術館はアムステルダムから少し離れたハーグという街にあります。フェルメールをもっと堪能したい人には、アムステルダムでの芸術観光より、アムステルダム国立美術館見学&マウリッツハイス美術館+フェルメールゆかりの地デルフト 1日観光ツアーの方がおすすめです。



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