オランダ国内の特急列車インターシティダイレクト

オランダ国鉄の列車には、インターシティーダイレクト(Intercity direct)というオランダ国内を特急列車のように移動できる電車があります。乗車の注意点や料金、ホームや乗車の様子などオランダの国内を短時間で移動できる電車、インターシティーダイレクトについてまとめて掲載しています。

オランダ国内特急列車インターシティーダイレクト

インターシティーダイレクトを利用するとオランダ国内の停車駅は4駅のみで移動が可能です。

  1. アムステルダム中央駅 – Amsterdam Centraal
  2. スキポール空港駅 – Schiphol Airport
  3. ロッテルダム中央駅 – Rotterdam Centraal
  4. ブレダ駅 – Breda

の4駅に停車します。ベルギーのブリュッセルまで移動可能な列車でしたが、 2021年9月に運行を確認したところコロナでオランダ国内の運転となっているようです。ロッテルダム止まりのインターシティーダイレクトもあったので、ブレダ迄を予定している場合は、行先の確認をおすすめします。そのうち、コロナ以前のようにベルギーのブリュッセルまで行き先が伸びるかもしれません。

移動時間

インターシティーダイレクトを利用すれば、アムステルダムからロッテルダムまで乗り換えなく1本で40分程度で移動可能です。スキポール空港からブレダまでも52分少しという短時間での移動が可能でした。まさにオランダ国内の特急列車です。

時刻表

私が利用した際は30分に1本ほどインターシティーダイレクトの列車がありました。最新の時刻表はNSのトラベルプランナーで確認可能です。スキポール空港のホームにはこのような掲示がありました。

https://www.ns.nl/en/travel-information

停車ホーム

インターシティーダイレクトが停車するホームは、今まで利用した中だと

アムステルダム中央駅14Aホーム

スキポール空港駅 5番ホーム

に停車していました。アムステルダム中央駅は特に同じ14番線といっても14AとBホームで場所が大きく違うので早めの移動が良さそうです。停車ホームは随時変更もあるかと思いますので、当日の確認をおすすめします。

インターシティーダイレクト利用の特別料金

インターシティーダイレクトは日本でいう特急列車のように、通常の移動料金の他、乗車のするために特別料金(Intercity direct Toeslag)がかかります。※ベルギーまで移動するチケットを予め購入している際は特別料金を別に支払う必要はありません。

券売機で購入

切符の発券機で、インターシティーダイレクト用のIC directチケット購入をします。

インターネットで購入

https://www.ns.nl/producten/en/s/intercity-direct

ホームで(OVチップカード利用の際)

OVカードチップカードという日本のSuicaのような電子交通カードを持っている場合は、ホームでの特急料金購入も可能です。

Toeslagと書かれたこの赤い機械がインターシティーダイレクト用のチケット購入です。インターシティーダイレクトが停車するホームには、このような機械があります。改札では見かけなかったのですが、インターシティーダイレクトが停車するホームにありました。

OVチップカードかざすとピピっとなり、インターシティーダイレクト用のチケット購入が出来ます。ちょうど、日本でホームでグリーン車のチケット買ったり、特急列車の座席を買うのに近いイメージで、カードにインターシティーダイレクトの乗車券が記録されます。

OVチップカードって何?という方はこちらの記事もおすすめです。

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料金

  • 片道 1.56ユーロ
  • 往復 2.60ユーロ

スキポール空港からロッテルダムの一律料金です(2021年各人事)schipol-rotterdam片道、往復となっていますが、特に選択して買えるわけではなくカードをかざすだけです。アムステルダムからロッテルダムへ行く場合もこのチケットの購入で大丈夫です。
アムステルダム-スキポール空港間、ロッテルダム-ブレダ間は無料で乗車が可能なようです。

チケット確認は無いけど検問はある

インターシティーダイレクトを乗る際に、チケットの確認はありません。ですが、オランダの電車では頻繁に検問が行われます。私がインターシティーダイレクトを利用した際も確認がありました。その際インターシティーダイレクトのチケット購入していない場合は、車内で購入が必要になりますが、事前に買うのに比べて割高の10ユーロになってしまいまうとアナウンスがありました。(2021年確認時)

座席は指定ではない

インターシティーダイレクトの座席は、こんな風に日本の特急列車に近いですが、座席指定が基本の日本の特急列車とは異なり、オランダのインターシティーダイレクトでは自由席です。これまでの利用では座れたことが多いですが、1度休暇シーズンにベルギーまで利用した際は座れないことがありました。

座席にテーブル

オランダの他の列車ではあまり見かけない、テーブルがあるのでパソコン作業したりコーヒーを置いたりなどもできそうです。実際に乗車の際パソコン作業していたら、トンネルが多くてwifiがよく切れましたのでオフライン作業向きかもしれません。

ゴミ箱

各座席に小さなゴミ箱がついています。

荷物置き場

長距離の移動用だからか、オランダの他の電車ではあまりみかけない荷物置き場がありました。スーツケースなどを置く際に便利そうです。

1等車2等車の違い

オランダの電車には1、2と車体に数字が書かれています。オランダの電車には1等車、2等車があり、2等車のチケットでは1等車には座れません。 インターシティーダイレクトにも1等車と2等車がありますのでご注意ください。

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