オランダ デン・ハーグにあるハーグ市立美術館はモンドリアンの作品、デルフト焼き、などがある美術館です。見どころやチケット購入方法、定休日、行き方、グッズなど、 実際に訪れて分かった情報を掲載しています。
※掲載の情報に変更がある場合は、公式サイトや現地情報の方が正しいです。
名称
Kunstmuseum Den Haag
(旧名 Gemeentemuseum ※2019年に名称変更されました )
営業時間・休館日
10:00 – 17:00 月曜日が休館日です。 予約可能な営業カレンダーは以下になっています。
入場料
大人 16ユーロ
子供 18歳まで無料
※企画展の内容によりは値段が変わる事もあります。
チケット購入・予約方法
チケットの事前購入が公式サイトから可能です。英語のサイトから購入しようとおもっても購入画面はオランダ語になってしまいました。日本語でチケット予約ができるサービスもありおすすめです。
見どころ
ハーグ市立美術館にはピエト・モンドリアンの作品が多く展示されており、ファンが多く訪れています。また、デ・スタイル派やデルフト焼きの常設展示もあります。
常設展示
ピエト・モンドリアン Piet Mondrian
デン・ハーグ市立美術館は、ピエト・モンドリアンの作品を多く所蔵しています。中でも遺作となった「ビクトリーブギウギ」は必見です。
その他モンドリアンの作品を色々見ることが出来ます。
コンポジションはもちろん、風車の作品もありました。
デ・スタイル派
有名な椅子が置いてありました。多くの画家に影響を与えたと言われる、 。デ・スタイル派を象徴する椅子ヘリット・リートフェルトによる「赤と青のいす(Rood-blauwe stoel)」です。シュレーダー邸の模型もありました。
デルフト焼き
ひときわ美しい部屋に、デルフト焼きの展示がありました。
ミッフィーのデルフト焼きも。他の焼き物はペアで置いてあるのに、ミッフィーだけ1人ぽつんと。でも、可愛いです。
テオ・ヤンセン
おそらく常設展示ですが、私が足を運んだ時はハーグ市立美術館の天井にテオヤンセン作品展示がありました。 展示されていたのは、 アニマリスオムニアです。長さ10メートル、高さ3メートル以上のということで大きさに圧倒されました。テオ・ヤンセンさんについては以下にまとめて掲載しています。
テオ・ヤンセンはオランダのデンハーグ出身のアーティストです。スタンドビースト が有名でテオ・ヤンセン展は日本でも開催されています。組み立てキット「ミニビースト」が通販できスタンドビーストが手軽に楽しめます。 テオ・ヤンセンと[…]
Wonderkamers(ワンダールーム)
地下1階にタブレットを使ったアクティビティが出来るところがありました。9歳以上の子連れなら是非こちらへ。ちなみに9歳からとサイトにありますが、特に年齢は聞かれませんでした。タブレットは英語かオランダ語の選択が可能でした。
タブレットで指定された部屋へ行き、そこのミッションをクリアするとポイントがもらえます。
アート作品が展示されていて、それがいくらか答えるというクイズ
モンドリアンの絵を記憶して、色を塗るというミッション
というように指定された部屋へ行き、その部屋で、コードをスキャンすると問題が表示されそれにこたえていくというアクティビティでした。 集めていくと……
最後も面白い。こういうアートを自然に身近にする仕掛けが、オランダの美術館は上手だなと改めて感じます。子供がはまってしまい1時間はここに滞在してしまいました。
企画展
ハーグ市立美術館では、時期により色々な企画展が開催されています。ハーグ市立美術館へ行った時に開催されていた企画展のうち印象に残ったものを掲載しています。
テオヤンセン展
2022年2月26日から2022年7月3日まで
オランダのデンハーグ出身でもあるテオヤンセンの展示会です。動かせる作品展示の他、直筆のスケッチやパーツなど興味深い展示会になっていました。
ミュシャ展
2022年2月5日から2022年7月3日まで
ミュシャの作品展示会です。ミュシャの作品はもちろん、ミュシャと同時期のガラス工芸家の色鮮やかな展示も印象的でした。
クロード・モネ展
2019年10月12日から2020年2月2日
日本のモネ展などと比べると混雑ぶりは少ないですが、それでもいつものハーグ市立美術館より混んでいました。モネの人気ぶりをうかがわせます。モネと言えば睡蓮の作品。他の作品はまとめてみたことが無かったのですが、興味深い展示でした。
印象派といわれてモネの1作品だけ見ると、私には理解が追いつかない作品もあったのですが、オーディオガイドを聞いたり、他の作品との違いをみていると、なんとなく理解が進んだように感じます。いつもよりかなり混雑して、モネ人気を目の当たりにしました。
バーバラ・ナニング展 Barbara Nanning
2019年8月31日から2020年3月1日
ハーグ生まれのアーティスト、Barbara Nanning(バーバラ・ナニング)の展示がありました。個人的に好きな作品でした。大きなモニュメントで置いたら面白そう、と思って調べったらなんと日本の御殿場にありました。
富士山麓に広がる御殿場市玉穂地区。 地域のランドマークとして、日本、そして御殿場市を代表する名山「富士山」をシ […]…
最新の展示作品
現在、どんな作品展示が行われているかは公式ホームページで確認ができます。
https://www.kunstmuseum.nl/en/exhibitions
公式アプリ
無料のオーディオガイドアプリ
https://www.kunstmuseum.nl/nl/museum/nieuws/nieuw-de-kunstmuseum-audiotour-app
事前にダウンロードがおすすめです 。ダウンロードしたアプリで、オーディオガイドを聞くことが出来ます。ガイドは英語とオランダ語で、日本語はありませんでした。
コインロッカー・クローク
無料のクロークとコインロッカーがありました。
コインロッカーは1ユーロコインが必要です。帰りにロッカーを開けるとコインが戻ってきます。大きなサイズのロッカーはないようでした。コインが無い場合は、クロークで貸してもらえました。
建築
オランダを代表する建築家でアムステルダム証券取引所を設計した、ヘンドリク・ペトルス・ベルラーヘ により設計されました。 ベルラーヘは近代建築の父と呼ばれており、1934年に亡くなりました。1935年に開館したデンハーグ市立美術館は、ベルラーヘの最後の主要作品となりました。
お土産ショップ
ハーグ市立美術館には、モンドリアンのグッズが多く売られていました。
MOMAのグッズなども販売がありました。LOQIのエコバッグ。画像で見たら小さいのかと思っていたら実物は使い勝手が良さそうです。欲しかったな……と悔やんだら、日本で買えるものが多いのが便利なのやら悲しいやら。
近くにあるエッシャー美術館、エッシャーのグッズも。エッシャー美術館のショップは狭くて混雑していたので、ハーグ市立美術館の方がゆったり見れました。
その他子供向けの本や、グッズ、本などが販売されていました
住所・アクセス
Stadhouderslaan 41, 2517 HV Den Haag
Googleマップだと旧名称の「Gemeentemuseum」で表示されることもあるようです。2019年に「Kunstmuseum Den Haag」と名称が変更になりました。
マウリッツハイスとハーグ市立美術館
オランダ観光でデン・ハーグまで足をのばしたなら、マウリッツハウス美術館に行くこともお忘れなく。マウリッツハウス美術館からハーグ市立美術館まではトラムの利用で、20分程度となります。
また、もし時間にあり興味があるのなら、同じくデンハーグにある美術館、エッシャー美術館もおすすめです。
公式サイト
オランダ語・英語