オランダのアムステルダムにあるアムステルダム市立美術館(ステデライク・ミュージアム)について、場所や、2019年、2020年に実際にアムステルダム市立美術館行った時の様子を掲載しています。
アムステルダム市立美術館
アムステルダム市立美術館 はStedelijk Museum Amsterdamといい、日本語では アムステルダム市立美術館と表示されるほか、ステデライク・ミュージアムと表示されることもあります。現代アート作品を多く展示している現代美術館です。
アムステルダム市立美術館の外観
アムステルダム国立美術館、ゴッホ美術館が立ち並ぶミュージアム広場で、ひときわ奇抜なバスタブのような白い外観が目印です。
アムステルダム市立美術館の特徴
アムステルダム市立美術館は、現代アートの作品展示が多くある現代美術館です。現代アートが好きで、オランダでも色々な近現代美術の展示がある美術館に足を運んでいますが、もしオランダ滞在中に1つだけ現代アート美術館へ行くならこのアムステルダム市立美術館をおすすめしています。
場所も、アムステルダム国立美術館、ゴッホ美術館と言った観光スポットの近くにありますし、常設展示はオランダのデ・スタイルの展示、またその他素晴らしい作品セレクトです。オランダの美術館というと、レンブラント、フェルメールといった名画の画家が人気になりますが、オランダの現代アート美術館は、今のオランダのダッチデザインの基礎 (と私は解釈) でもあり、オランダのデザインなどに興味があるなら是非覗いて行って欲しい美術館です。かくいう私も、オランダで友人を招待するなら「アムステルダム国立美術館」へ足を運びレンブラント、フェルメールをみることをすすめてしまうのですが、 個人的には企画展が変わるたびに足を運んでしまうほど好きな美術館です。 企画展が多いようなので、また行った時は違う雰囲気を感じられそうです。
常設展示 STEDELIJK BASEの作品
アムステルダム市立美術館には、ピカソ、モンドリアン、デ・スタイル派など色々な常設展示がありました。STEDELIJK BASE(ステデライクベース)と呼ばれる地下の常設展スペースは、アムステルダム市立美術館には見逃せない作品が沢山並んでいます。
モンドリアン
オランダ出身の画家モンドリアンの作品は、ハーグにあるハーグ市立美術館にも多く所蔵されているのですが、アムステルダムですとここアムステルダム市立美術館で多く見る事が出来ました。
コンポジションが有名なモンドリアンですが、風車の絵なども展示されており見る事が出来ました。
ヘリット・リートフェルト(Gerrit Rietveld)
モンドリアンはじめ、デ・スタイル派の作品が多いのもこの美術館の特徴です。 ヘリット・リートフェルトの椅子もありました。
草間彌生(Yayoi kuama)
草間彌生さんの作品はオランダでも人気で、モコミュージアム、フォールリンデン美術館でも見ましたが、ここ、アムステルダム市立美術館でも見る事が出来ました。Aggregation: One Thousand Boats Show 1963年の作品です。
バーバラ・クルーガー
常設のバーバラ・クルーガーによるフォントデザインも注目です。赤字のイメージがある バーバラ・クルーガーですが、ここは緑。とてもお洒落な空間なのでお見逃しなく。
その他見ごたえのある作品を多く所蔵していますので、現代アート好きな方にはアムステルダム市立美術館の地下スペースはおすすめの観光です。
過去企画展示紹介
アムステルダム市立美術館の地上階は時期によって現代アートの色々な企画展が開催されているようなので、その時々で違った雰囲気になりそうな美術館です。私が行った際に印象に残った企画展の紹介です。(現在開催中の企画展は、アムステルダム市立美術館の公式サイトから確認が可能です。)
ナム・ジュン・パイク(Nam June Paik)
2020年3月14日から2020年10月4日まで
(8月23日までだったのが延長されました。)
世界で初めてテレビとビデオを用いた作品を発表し、ビデオアートの父ともいわれるナムジュンパイク。少し覗いて行くつもりが、好きすぎてかなりの時間を割いてしまいました。面白い視点のアート作品が多く引き付けられました。 見に来ている人が居て、作品が完成するというようなビデオアート、テレビアートは個人的に大好きなのでかなり良かった作品が多いと感じました。
TV-Buddha(TVブッダ)も実際に見る事ができました。 ナムジュンパイクは 1977年に初めての個展をこの、アムステルダムのステデライク美術館で開催したそう。 アムステルダム市立美術館所蔵作品です。
の部屋は本当に圧巻。Sistine Chapel( システィーナチャペル)美しい作品でした。 メディアアートというと今では多くの作品がありますが、この作品はさすがですね。
マリア・ラスニック(Maria Lassnig)
2019年4月6日〜8月11日
こちらもよかった、 オーストリアの画家マリア・ラスニックの作品展。パステルで綺麗な色合いなのですが、メッセージ性のある絵が多く引き付けられました。
時期によって展示作品は異なりますが、アムステルダム市立美術館は有名アーティストの企画展も多いので面白い作品が見れることが多いです。アムステルダム国立美術館、ゴッホ美術館に比べると、観光客は少なめで、とても良い雰囲気でゆったり作品鑑賞を楽しめました。
クローク
無料のクロークの利用が可能でした。
お土産
アムステルダム市立美術館のミュージアムショップは、ダッチデザインのお洒落な雑貨が多くおすすめです。あと、このエコバッグが人気のようです。アムステルダム国立美術館のエコバッグも人気ですが、こちらも人気のお土産になっていますので、アムステルダム市立美術館へ行った際は、お土産を買うのもおすすめの場所です。
カフェ
ミュージアム併設のカフェがあります。歩き疲れた時には立ち寄り易い場所にあります。
日本語でチケット購入
アムステルダム市立美術館は ミュージアムカード、アイアムステルダムシティカード無料対象なので、複数施設の観光を予定している場合は合わせての検討もおすすめです。公式ホームページでチケット予約が可能なほか、日本語でチケット購入ができるサービスもありおすすめです。
場所・住所
Museumplein 10, 1071 DJ Amsterdam
公式ホームページ
アムステルダム市立美術館のある広場は、ミュージアム広場(ミュージアムプレイン)と呼ばれ、アムステルダム国立美術館、ゴッホ美術館、モコ美術館と美術館が多くあり美術館のはしごをするのにもおすすめです。晴れた日には、この広場でくつろぐのがとても気持ち場所です。
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