【ゴッホ美術館】有名作品と見どころ

ゴッホの名作を多く所蔵するオランダ アムステルダムの観光名所、ファン・ゴッホ美術館(Van Gogh Museum)。ゴッホ美術館に所蔵されている有名な作品と展示の見どころについてまとめて掲載しています。

【1】ひまわり

Sunflowers

1889 Vincent van Gogh
オランダ語: Zonnebloemen

Van Gogh Museum, Amsterdam (Vincent van Gogh Foundation)

ゴッホの代表作品として、世界に7作品ある「ひまわり」のうちの1枚です。ゴッホ美術館のひまわりは1889年1月の作品。ゴッホ美術館のひまわりは、以前は貸し出しも行われていましたが、 2019年、破損しやすい状態のため今後は「ひまわり」の貸し出しを行わないと発表され、門外不出作品となりました。ゴッホ美術館まで足を運んだなら必ずみておきたいゴッホの有名作品です。

ゴッホ美術館では作品の撮影が禁止されており、写真撮影が出来ませんが、以前足を運んだ際にはひまわりのレプリカ展示や、撮影スポットがありました。

【2】アーモンドの花咲く枝

Almond Blossom

1890 Vincent van Gogh

Van Gogh Museum, Amsterdam (Vincent van Gogh Foundation)

アーモンドの花咲く枝はゴッホの弟テオの子供ヴィンセントが生まれた際、誕生祝いのために書いた作品です。 青い空を背景にしたこのような大きな花の枝が描かれており、 春の初めに開花するアーモンドの木は、新しい生命の象徴なのだとか。 ゴッホ美術館のミュージアムショップには、ひまわりともうひとつ、この アーモンドの花咲く枝の作品に関するグッズが多く販売されている人気作品です。

【3】じゃがいもを食べる人々

The Potato Eaters

1885v Vincent van Gogh
オランダ語:De aardappeleters

Van Gogh Museum, Amsterdam (Vincent van Gogh Foundation)

ゴッホの有名作品はアルルやパリなどフランスで描かれたものが多いですが、じゃがいもを食べる人々 はゴッホがオランダのヌエネンという町で暮していた時に描かれた代表作品です。色が非常に暗く批判もあった作品ですが、当時のヌエネンの暮らしを描いた傑作ともいわれています。

ヌエネン時代のゴッホ作品が好きであれば、実際にヌエネンまで足を運ぶ旅もおすすめです。ヌエネンはまるでゴッホ村、野外博物館のようです。当時ゴッホが描いた教会などが残っており、当時ゴッホが描い他構図から教会を眺めることが出来ました。

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【4】 灰色のフェルト帽子をかぶった自画像

Self-Portrait with Grey Felt Hat

Vincent van Gogh (1853 – 1890), Paris, September-October 1887
オランダ語:Zelfportret met grijze vilthoed

Van Gogh Museum, Amsterdam (Vincent van Gogh Foundation)

ゴッホは自画像を複数描いていますが、ゴッホが1887年から88年の冬、パリに2年近く滞在していたときに描かれた自画像です。 灰色の帽子をかぶっているのが特徴的です。

ゴッホ美術館のお隣にあるアムステルダム国立美術館にも同じく1887年に描かれた、自画像が所蔵されています。アムステルダム国立美術館は写真撮影も出来るので、写真撮影をしたい場合は足を延ばすのもおすすめです。アムステルダム国立美術館はゴッホ自画像以外にも、レンブラントやフェルメール作品を所蔵している、見どころの多いミュージアムです。

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【5】黄色い家

The Yellow House (The Street)

Vincent van Gogh (1853 – 1890), Arles, September 1888
オランダ語: Het gele huis

Van Gogh Museum, Amsterdam (Vincent van Gogh Foundation)

ゴッホが暮らしたフランスのアルルにある黄色い家。この家で仲間の画家たちと共同生活を営むつもりで借りたこの家は、後にゴーギャンが来て、精神を病んで病院に……という悲しい結末に向かういわくつきな家でもあります。

【6】ファン・ゴッホの寝室

The Bedroom

Vincent van Gogh (1853 – 1890), Arles, October 1888
オランダ語: De slaapkamer

Van Gogh Museum, Amsterdam (Vincent van Gogh Foundation)

フランス・アルルにあるゴッホが暮らした家の部屋を描いた作品です。アルルの寝室の絵は3枚あり、3枚あるのうち最初の1枚がゴッホ美術館に所蔵されています。

【7】花魁(渓斎英泉による)

Courtesan (after Eisen)

オランダ語:Courtisane (naar Eisen)

Van Gogh Museum, Amsterdam (Vincent van Gogh Foundation)

ゴッホは日本の浮世絵などの作品に影響を受けたといわれています。ゴッホ美術館には、ゴッホが描いた日本の浮世絵師 渓斎英泉の花魁の絵、歌川広重を模したという梅の開花などの作品も所蔵されています。世界的に有名だといわれるゴッホ作品ではないかもしれませんが、日本人としては見ておきたい作品です。

ゴッホ美術館の作品数

Van Gogh Museum, Amsterdam (Vincent van Gogh Foundation)

ゴッホ美術館はゴッホの油絵約200点を所蔵しているゴッホ作品を世界一多く所蔵している美術館です 様々なゴッホ絵画が見れ、ゴッホファンにはたまらない場所でしょう。 ここに書ききれないほど沢山の絵画と見どころがあり、見て回るのが大変なほどです。有名な絵画だけ見たい!という人はこのページの作品がおすすめです。

見どころを回れるオーディオガイドがおすすめ

ゴッホの有名作品、見どころを漏れなく回れるオーディオガイドのハイライトツアーがおすすめです。ゴッホ美術館では日本語のオーディオガイドを利用することが出来ます。 また日本語で購入可能なオーディオガイド付きチケット予約サービスもありおすすめです。見どころが多いゴッホ美術館は人気が高く、以下が現在予約できる日程です。 当日券は売切れてしまう日もあるので、行きたい日時が決まったらすぐ予約をした方が希望日時に行くことが出来ます。

ゴッホ美術館がある、ミュージアム広場という場所にはアムステルダムの人気美術館が立ち並ぶ、美術館巡りに最適な場所です。ゴッホ美術館まで足を延ばすなら、ミュージアム広場にあるその他の美術館巡りもおすすめです。

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また、ゴッホはオランダ出身の画家で、オランダにはゴッホに所縁のある観光地があります。ゴッホの姿を追うオランダ旅行というのもまた面白いものになるでしょう。

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