原田マハさんの本のうち、ゴッホに関して描かれているおすすめの小説、本とおすすめの読む順番をまとめて掲載しています。
原田マハおすすめアート小説 ゴッホ作品と読む順番
ゴッホファンで、小説が好きであれば「原田マハ」という作家の名前は聞いたことがある人も多いかかもしれません。ご自身経歴を生かした原田マハさんの小説にはアート小説とも呼ばれ画家ゴッホを題材とした小説や、ゴッホの絵画が表紙になっている本が多くあります。原田マハさんがゴッホについて書いている本のうちおすすめしたい本はこの3冊です。
たゆたえども沈まず
FLUCTUAT NEC MERGITUR
2017年10月25日 単行本発売
19世紀末、パリ。浮世絵を引っさげて世界に挑んだ画商の林忠正と助手の重吉。日本に憧れ、自分だけの表現を追い求めるゴッホと、孤高の画家たる兄を支えたテオ。四人の魂が共鳴したとき、あの傑作が生まれ落ちた―。原田マハが、ゴッホとともに闘い抜いた新境地、アート小説の最高峰。ここに誕生!
たゆたえども沈まず、この作品で原田マハさんの名前を聞き、ゴッホの小説を書く作家さんという知った方も多いであろう人気作品です。 フランスを舞台に繰り広げられる小説は、フィクションではあるのですが、まるでノンフィクションのよう。 登場人物もゴッホのほか、テオ、ゴーギャンそして、 画商の林忠正と実在の人物が登場します。 ゴッホが好きという人はもちろん、美術にはあまり興味がないという人もアートの世界に引き込んでしまいそうな1冊。表紙の絵はゴッホの絵画、星月夜。作品で星月夜が登場する場面もお楽しみに。
ゴッホのあしあと
発売日:2020/8/6文庫本
表紙のゴッホの絵: 坊主としての自画像
生前一枚しか絵が売れず、三七歳で自殺したフィンセント・ファン・ゴッホ。彼は本当に狂気の人だったのか? その死の真相は? アート小説の第一人者である著者が世界的謎を追う。フランス各地に残されたゴッホのあしあとを辿り、努力家でインテリ、日本に憧れ続けた「人間・ゴッホ」の魅力を再発見。旅のお供にも最適な名解説。
ということで、ゴッホのあしあとの作品名の通り、ゴッホをめぐる内容が描かれている。内容は小説ではなく、先に出版されている原田マハさんの小説の解説本のような内容になるので、先に原田マハさんの小説を読んでから読む方がおすすめの本になります。
ゴッホは自画像を多く残していますが、「ゴッホのあしあと」の表紙に使われているのは「坊主としての自画像( Self-Portrait : Dedicated to Paul Gauguin )」 。この自画像にはDedicated to Paul Gauguinという英語タイトルがある様に、 アルル在住時にゴーギャンが描いた自画像に対する返礼として描かれた自画像でもあります。
リボルバー
LE REVOLVER
誰が引き金を引いたのか?
「ゴッホの死」。アート史上最大の謎に迫る、著者渾身の傑作ミステリ。
リボルバーは「ゴッホの死」に迫るミステリー作品となっており、 リボルバー、つまり回転式拳銃というタイトルでゴッホの自殺についてミステリー調で描かれています。表紙はゴッホの代表作ひまわり、そしてタイトルのリボルバー読み進めるうちにそのつながりも見えてくる!? フィクション作品なのですが、まるでノンフィクション作品のようにも読めてくる原田マハ作品マジック。
表紙のゴッホの絵:ひまわり
原田マハ ゴッホ作品は読む順番も大切?
ゴッホの足跡をたどったり、ゴッホの死の秘密に迫ったり、原田マハさん作品のうちゴッホ小説を楽しみたいならこの3冊がおすすめです。
3作品ともいずれもゴッホの有名絵画が表紙になっています。ちなみに個人的には読む順番もこの1~3の順番がおすすめで、特に「ゴッホのあしあと」は「たゆたえども沈まず」の取材本のような側面もあるので「たゆたえども沈まず」より先に読んでしまうのはあまりおすすめではありません。「リボルバー」は「ゴッホのあしあと」の後に出版されていますので読む順番で問題ない気もします。リボルバーはゴッホとゴーギャンの関係などある程度の知識がある方が楽しめる気がしますのでこの順としています。知識は十分!という場合は
の順番で読むのも良さそうです。
「ゴッホの死」を描いた原田マハ作品「リボルバー」
— オランダ情報 oranda.jp (@oranda_jp) August 12, 2022
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