KLMエコノミーコンフォート

KLMオランダ航空のエコノミーコンフォート座席について、価格や機内食、実際に乗って感じた価値や感想などを掲載しています。※2020年搭乗時の内容です。

KLMのエコノミーコンフォート

KLMのエコノミーコンフォートとは、ワールドビジネスクラスとエコノミークラスの間の座席です。他社で「プレミアムエコノミー」と呼ばれる座席と同じ位置の座席になります。

エコノミーとの違い

エコノミークラスとの違いは、

  • エコノミークラスに比べて、足元のスペースが5 cm (2 inch) ゆったり
  • リクライニングシート(エコノミーより倒れる)
  • ビジネスクラスの後ろという便利な位置

とのことでした。

他社のプレミアムエコノミーとは違う印象

他社のプレミアムエコノミーでは、座席の快適さの他に、シャンパンが出てくる、アメニティが貰えるなどのサービスがあったこともありますが、KLMのエコノミーコンフォートはそういったものはありませんでした。

  • 機内食はエコノミーと同じ
  • クッションや毛布もエコノミーと同じ
  • アメニティもなし
  • ラウンジ利用も無し
  • 優先搭乗無し(エコノミーの前方と同じZone3で搭乗)
  • 優先的に荷物が出てくることもなし

と言った感じです。

座席の様子

写真の前がエコノミーコンフォート、後ろがエコノミーの座席です。
最初、エコノミーコンフォートの席に着いた時は、「あれ、エコノミーとほとんど変わらない!?」と感想を持ってしまうほどの違いに感じました。

  • エコノミーが3-4-3の座席配置
  • エコノミーコンフォートも3-4-3

です。つまり横幅は同じです。つまり、エコノミーとエコノミーコンフォートとの違いは「 足元のスペースが5 cm (2 inch) ゆったり 」ここの違いだけという事ですね。

ただ、コンセントが足元にありました。ヨーロッパのコンセントCタイプです。

これは、利用機によるのでしょうか。Cタイプなので利用には変換プラグが必要です。

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トイレ

エコノミーコンフォートの座席はビジネスクラスのすぐ後ろにあるのですが、ビジネスクラスのトイレは利用できない様子。

お洒落なカーテンで遮られていました。前列のエコノミー座席と同じトイレを利用しました。

最前列の座席

最前列の座席は、ゆったりと足をのばせるくらいの座席です。背の高い人でも思い切り足をのばせるくらいの幅がありました。

ただ、エコノミーも足もとをゆったり伸ばせる座席がありますからね、席の横幅がエコノミーとエコノミーコンフォートが同じのKLMでは、どちらを好むかは価値観次第でしょうか。エコノミーでも非常口近くの最前列を選べば足元がゆったりです。料金はエコノミーコンフォートの方が高くなります。

窓側

私は窓側を選びました。オランダの上空は晴れていればこんな整然とした街並みの景色が見えるのでお気に入りです。

長時間のフライトですので、トイレに頻繁に立ちたいなどの場合は、通路側の方が便利かもですね。

価格

エコノミーコンフォートを選ぶ際の価格は便によるようですが、私が利用した便は1万円前後でした。同じ便のエコノミーコンフォートでも、真ん中の席はすこし安く9,000円台、通路側は少し高い13,000円程度で座席により料金が異なりました。

フライング・ブルー エクスプローラー会員は、10% 割引の座席価格を利用できます。会員登録は無料ですので、エコノミーコンフォートを利用したい際には、登録すると少しお得です。

機内食

他社のプレミアムエコノミーに乗った時などは、エコノミークラスと料理が違うという事がありましたが、KLMのエコノミーコンフォートの機内食はエコノミーと同じようでした。

アムステルダム⇒成田( KL862便)でエコノミーコンフォートクラスを利用したときの機内食です。

先に書いたようにエコノミー同様の機内食です。ただ前列なので好きな方を必ず選べるという利点はあるかもしれません。

この時はパスタかチキンの選択で、「照り焼きチキン」を選びました。後から思えば、日系でないのに日本料理を頼むとは無謀でしたでしょうか。少ししょっぱいものの悪くない味だったのですが、周りが全て洋風。照り焼きチキンと洋風サラダとパン……各々は美味しくてもちょっと合わなかったかもです。

サラダが凄くおいしくデパ地下で購入したサラダみたいな味でした。ドレッシングがお洒落で美味しい

2020年に乗ったフライトだったか、ビールを選んだら、KLM100周年記念ハイネケン缶のビールが良い感じです。

夜中にアイスクリームが出て、朝ご飯は選択がなくスクランブルエッグ?とポテトでした。

これもデパ地下のようなクオリティ。フルーツにヨーグルトまでついて少し贅沢な朝食で、美味しかったです。KLMはコップに自転車、風車、木靴などがデザインされたコップが出てきてとてもかわいかったです。

と言った感じでエコノミーとの差がないので、KLMの機内食紹介と言った感じになってしまいましたが、全体的に美味しい機内食でした。

エコノミーコンフォートへ乗った感想と価値

機内食がエコノミーと同じ、優先レーンの利用不可、荷物もプライオリティではないなどということで、エコノミーコンフォートを利用する際に支払う+1万円程度の価値は、座席の快適さにあてられます。

以下、個人の感想ですが11時間という長いフライト時間なので、座席の快適さが1万円程度で買えるなら私は十分価値を感じました。

横幅も同じだしエコノミーとほんの少ししか変わらない、と思っていたのですが、実際座ってみるとはやはりエコノミーより少し広く感じ、11時間のフライト後、足の疲れが違いました。実際使ってみ思うのは、次回も空いていれば+1万円程度であれば、プラスしてプレミアムエコノミーにしたいなという感想です。

以上、KLMのエコノミーコンフォートについてレポートしました。私はアップグレードの価値があると書きましたが、1万円節約したほうがよい!という価値観もまたありだと思います。もしアップグレードを考えているなら、 10%割引になる、フライング・ブルー エクスプローラー会員になるのを忘れずに。



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