コロナ日本帰国の手順・書類・アプリまとめ【2021年】

コロナ禍では海外から日本帰国する場合、飛行機のチケット購入以外にもしなくてはいけない手続きや手順が沢山あります。新型コロナウイルスの影響のある中、日本へ帰国するために求められている必要な手続きや手順をまとめて掲載しています。【2021年7月14日最新情報】

最新版はこちらにまとめて掲載しています。

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【1】陰性証明の取得

ワクチン接種が済んでいても、日本入国時には陰性証明の提出が必要です。以前は海外から日本へ、陰性証明書なしでの入国も可能でしたが、現時点では必ず必要になりました。外務省ホームページにも

令和3年3月19日以降、検査証明書を提出できない方(日本人を含む。)は、検疫法に基づき、日本への上陸が認められません。

との記載があります。

所定のフォーマットで

書類不備で強制送還になった例もあるようなので、日本のフォーマットにそった陰性証明か必ず確認した上での準備をおすすめします。

参照)外務省ホームページ:有効な「出国前検査証明」フォーマット

https://www.mofa.go.jp/mofaj/ca/fna/page25_001994.html

所定のフォーマットが難しい場合も「項目」が日本が必要としているものがあるかどうかの確認を必ずしましょう。指定の項目があれば、手書きのフォーマットでなくとも入国可能でした。

参照) 検査証明書の提示について

https://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/0000121431_00248.html

出国前72時間以内に実施した検査

陰性証明は出発の72時間前が有効期限です。 出国前72時間以内に実施したCOVID-19に関する検査による「陰性」であることの検査証明が必須となっていますので取得日時にご注意ください。

【2】隔離ホテル滞在の覚悟と持ち物の準備(強制隔離対象国からの帰国の場合)

日本到着後、3日間の強制隔離が必要となる国があります。そのまま家に帰れると思っているとショックが大きいので、対象国の場合は心の準備をしておいたほうがよいです。

おすすめの持ち物

また3日間滞在に向けて隔離ホテル用に粉末コーヒーや温かいスープの素、お菓子やパンなどの準備をしておくと、滞在が少し快適になるかもしれません。 実際に3日間の隔離生活と、聞いた情報からおすすめの持ち物をこちらにまとめて掲載しています。

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強制対象国

外務省ホームページの検疫の強化(NEW)に対象国が掲載されています。

令和3年5月18日に以下の国が発表され(措置開始は日本時間、令和3年5月21日午前0時から)
当初はアイルランド、オランダ、ギリシャ、フランス、ヨルダン、アイルランド、オランダ、フランスでしたが、その後その国の後の国が追加発表されています。 ※フィンランド、ポーランドは令和3年6月11日指定解除されました。

最新の情報は外務省ホームページの確認をお勧めします。

https://www.mofa.go.jp/mofaj/ca/fna/page4_005130.html#section3

こちらの措置も、記事作成時点ではワクチン接種済でも対応は変わらずです。強制隔離については以下にまとめて掲載しています。

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【3】ハイヤーの手配など移動手段確保または14日間の隔離場所予約

日本の水際対策で、特定の国からの帰国の場合、公共の交通機関での利用ができません。国内便や、リムジンバスも同様です。そのため到着後(または強制隔離後)の移動手段を予め手配した方が安心です。迎えを頼んだりレンタカーにしたり、移動手段については以下にまとめました。

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また14日間の隔離後、リムジンバスを利用して帰宅しようと考えている場合は、現在も運行されているか事前の確認をお勧めします。特に成田空港発着では以前のようには運行していない路線が多いかと思います。

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国内便へ乗り継ぎ不可

コロナ禍のルールでは、例えば成田空港について、その日に国内便で大阪へなどはできません。海外から関西国際空港へというルートでしたら可能ですので、普段は成田空港や羽田空港で国内線の乗り継ぎをしている場合も、海外経由で目的の空港の近くに行ける便を選ぶ方がおすすめの場合もあります。

【4】 片親と子供の帰国の場合はハーグ条約書類の準備

片親と子供で日本へ帰国しようとする場合は、ハーグ条約の書類の準備をお勧めします。

ハーグ条約の同意書類は片親とお子さんののみの帰国になる場合、用意しておいた方が安心です。コロナ禍で外国籍への入国制限があり、母親、父親どちらかと子供だけで出国することもあるでしょう。ハーグ条約の同意書類はその際もう片方の親が帰国に同意していて「連れ去り」ではないことの証明です。

日本からの出国の際に確認されたことは今までありませんが、海外から出国の際、提示を求められたことがあります。日本人の家庭でも同様です。

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【5】スマホに自主隔離に向け位置情報追跡アプリのダウンロード

自主隔離の間に使用するアプリのダウンロードや設定をします。スマートフォンが無い場合は、レンタルしてでも1人1台必要です。もしスマホをお持ちでない場合は用意しておいた方が帰国時にはスムーズです。

スマホにインストール必要なアプリ

スマホにインストール必要なアプリは(2021年7月14日時点)

  1. OLE
  2. MySOS
  3. Google map
  4. COCOA

iPhoneの場合はGoogle mapは既にあるのでインストール不要で設定のみの確認です。

参照

https://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/0000121431_00250.html

設定方法は以下にまとめられています。帰国前にする設定と帰国後に設定することがあるようでした。帰国後にアプリのインストールや設定の確認がありました。

参照)https://www.mhlw.go.jp/content/000752493.pdf

日本帰国のアプリ用意 子供は?

子供は13歳からスマートフォン1台必要なようです。実際に2021年7月に海外から日本へ帰国した時の情報です。

【6】厚生労働省のWeb質問票のQRコード

アプリや、到着時の記入書類とは別に入国には厚生労働省のWeb質問票に答え、QRコードを作成する必要があります。私の場合は搭乗時にQRコードの確認をされました。搭乗前から作成できるコードなので事前に用意した方がスムーズかもしれません。

質問票では便名や席番号、滞在場所などの情報を入力しQRコードを作成します。作成し事前に質問に答え、クリーンショット(スクショ)でも読み込み可能でした。

こちらのQRコードは13歳以下のお子さんでも必要なようです。ご家族など同じフライトや滞在情報で複数QRコードを作成する場合は、1名の情報でQRコードを作成した後、座席や名前、生年月日などを修正して再度スクショしておくという流れがスムーズでした。

参照

https://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/0000121431_00251.html

【7】住民票の移動は自主隔離後で大丈夫

海外から日本帰国の際、本帰国となる場合は住民票の転入手続きが必要です。  住民基本台帳法の規定により、 住所の異動の届出は、届出の事由が生じた日から原則として14日以内に行わなければならないとされていますが、自主隔離後で大丈夫と記載がある市町村区が多いです。

転入届、転居届等については、住民基本台帳法により住み始めてから14日以内に届け出する必要があるとされていますが、このたび新型コロナウイルス感染症予防のため、繁忙期の区役所への来庁を避けたことにより届出期間を経過してしまった場合については、住民基本台帳法上「正当な理由」に該当し、期間内の届出と同様の取り扱いを行うことが可能となりました。

東京都板橋区役所ホームページ https://www.city.itabashi.tokyo.jp/tetsuduki/koseki/madoguchi/madoguchi/1020814.html

住所の異動の届出については、住民基本台帳法の規程により、これらの届出の事由が生じた日から、原則として14日以内に行わなければならないとされています。
ただし、国からの通知により、海外から帰国又は来日される市民の方につきましては、14日を経過しても受付をさせていただきますので、国が定める待機期間を経過したのちに、住民異動届の手続きにご来庁いただきますようお願い申し上げます。

愛知県豊田市役所ホームページ https://www.city.toyota.aichi.jp/kurashi/todokede/1037431.html

自主隔離を破ってまで住民票を移動する必要はなく、自主隔離後に住民票の移動を行えば大丈夫そうです。

ワクチン接種済でも免除無し

オリンピック関係者など隔離が免除になる場合もあるようですが、今のところ一般人が海外から日本に帰国する場合、ワクチン接種が完了していても隔離免除になったり、公共交通機関が使えるという特例はありません。

お土産は隔離の日程を配慮

日本帰国する際に、お土産を買う人は多いかと思いますが、その場合は賞味期限に要注意です。水際対策のため到着後2週間の自主隔離が必要です。そのため、お土産を買っても2週間以内だと賞味期限が切れてしまいます。なるべく賞味期限が長めの食品とするか、食品を避けるか等配慮しないとせっかくのお土産がむだになってしまいます。日本帰国後にお土産を買えるサービスの利用も良さそうです。

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