「青いターバンの少女 」「真珠の耳飾りの少女」 どっちが正しい?

ヨハネス・フェルメールの作品「青いターバンの少女 」「真珠の耳飾りの少女」 どっちが正しい?フェルメールの人気作品の呼び方について掲載しています。

青いターバンの少女 ?真珠の耳飾りの少女?

フェルメールが描いた人気の絵画、暗い背景に青いターバンを巻いて真珠の耳飾りをしている少女の絵画があります。オランダのデンハーグにあるマウリッツハイス美術館が所蔵しているフェルメールのこの絵画は「青いターバンの少女」と呼ばれることもあり「真珠の耳飾りの少女」と呼ばれることもあります。異なる呼ばれ方をするので、どちらが正しい呼び方なの?と迷ってしまうかもしれません。

結論から言いますと、「青いターバンの少女 」「真珠の耳飾りの少女」 どちらもこの絵を指した呼び方で間違いという訳ではありません。

原題に忠実なのは「真珠の耳飾りの少女」

どちらも間違った呼び方ではありませんが、原題に忠実な呼び方は「真珠の耳飾りの少女」です。 この絵画を所蔵しているマウリッツハイス美術館で記載されている名前が「Meisje met de parel」です。meisjeはオランダ語で「少女」の意味です。「met de parel」は真珠を身に着けたと言うような意味のオランダ語です。

フェルメールの故郷はオランダなので、オランダ語の「Meisje met de parel」タイトルを原題だと考えますと、 日本語訳では「真珠の耳飾りの少女」がオランダ語の呼び方に近いタイトルになります。 ちなみに英語では「Girl with a Pearl Earring」と呼ばれており、「真珠の耳飾りの少女」をそのままのタイトルになっています。

青いターバンの少女 は間違い?

とはいえ、では青いターバンの少女という呼び方は間違いという訳ではありません。「青いターバンの少女」という呼び方も日本ではよく使われています。

絵画のタイトルは原題と日本語訳されたタイトルに違いがあることは、珍しくありません。

例えばフェルメールのこちらの作品。原題はオランダ語の「Het glas wijn」。英語訳も「The glass of wine」となっており、忠実な日本語訳では「ワイングラス」という作品名になります。ですが日本では「紳士とワインを飲む女」という呼び方の方が浸透しています。原題に忠実な訳が必ずしも正式名称になるわけではなく、その国ごとに呼び方が異なる絵画もあるのです。

フェルメール作品のオランダ語タイトル、英語タイトル、そして日本語タイトルをまとめたものを以下に掲載しています。フェルメールの作品には、先に紹介したオランダ語の「meisje」を使用している作品名が多くあります。「少女」と訳している絵画もあれば、「娘」と訳したり「女」と訳している作品名もあるなど必ずしも原題を直訳したタイトルが日本での作品名をなっているわけではない、という良い例かもしれません。

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マウリッツハイス美術館

フェルメールの「青いターバンの少女 」「真珠の耳飾りの少女」 を所蔵しているのはマウリッツハイス美術館です。この作品は、以前貸し出されたこともありますが、今後は「門外不出」ともいわれています。この作品に会いに、一度は足を運びたい美術館かもしれません。

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