2023年史上最大規模のフェルメール展【アムステルダム国立美術館】

2023年オランダ アムステルダムで史上最大規模のフェルメール展の開催が予定されています。2023年春アムステルダム国立美術館のフェルメール展についてまとめて掲載しています。

オランダで史上最大規模のフェルメール展

オランダで2023年春に史上最大規模のフェルメール作品展が開催。 アムステルダム国立美術館とオランダ デンハーグのマウリッツハイス美術館とのコラボレーションによる展覧会です。2つの美術館はオランダ国内でフェルメール作品を所蔵している美術館です。

オランダ アムステルダム国立美術館は、4点のフェルメール作品を所蔵しています。またマウリッツハウス美術館が所蔵している、真珠の耳飾りの少女に加えて、世界中のフェルメール作品を所蔵しているミュージアムからの貸出が行われ、史上最大規模にフェルメール作品が集まるフェルメール展の開催です。

展示作品

アムステルダム国立美術館のフェルメール展ではフェルメールの作品のうち28作品の展示となっています。フェルメール展での展示作品名は以下です。

  1. 手紙を書く女 (ワシントン・ナショナル・ギャラリー : ワシントン)
  2. ヴァージナルの前に座る若い女性 (ナショナル・ギャラリー : ロンドン)
  3. ヴァージナルの前に立つ女 (ナショナル・ギャラリー : ロンドン)
  4. 信仰の寓意(メトロポリタン美術館:ニューヨーク)
  5. マルタとマリアの家のキリスト(スコットランド国立美術館)
  6. ディアナとニンフたち(マウリッツハウス美術館)
  7. 中断された音楽の稽古 (フリック コレクション:ニューヨーク )
  8. 窓辺で手紙を読む女(ドレスデン国立古典絵画館)
  9. フルートを持つ女(ワシントン・ナショナル・ギャラリー)
  10. 真珠の耳飾りの少女 (マウリッツハウス美術館)
  11. 赤い帽子の女(ワシントン・ナショナル・ギャラリー)
  12. 婦人と召使(フリック コレクション:ニューヨーク)
  13. 士官と笑う娘 (フリック コレクション:ニューヨーク)
  14. 聖プラクセディス(国立西洋美術館、東京)
  15. 地理学者(シュテーデル美術館)
  16. 紳士とワインを飲む女 (アルテ・マイスター絵画館)
  17. レースを編む女(ルーヴル美術館:パリ)
  18. 恋文   (アムステルダム国立美術館 )
  19. 牛乳を注ぐ女(アムステルダム国立美術館 )
  20. 取り持ち女(アルテ・マイスター絵画館)
  21. デルフトの眺望(マウリッツハウス美術館)
  22. 小路 (アムステルダム国立美術館 )
  23. 天秤を持つ女 (ナショナル・ギャラリー :ワシントン)
  24. 青衣の女(アムステルダム国立美術館 )
  25. 真珠の首飾りの女(ベルリン国立絵画館)
  26. 手紙を書く婦人と召使い (アイルランド国立美術館)
  27. ヴァージナルの前に座る若い女(ライデンコレクション)
  28. リュートを調弦する女( メトロポリタン美術館 )

「フルートを持つ女」「聖プラクセディス」など真贋について、フェルメール作品かはっきりしていないとも言われていますが、今回のフェルメール展での展示が予定されています。日本からも聖プラクセディスが海を渡り故郷オランダでの展示となります。

【展示終了】真珠の耳飾りの少女 

真珠の耳飾りの少女は3 月30日までの展示となり、アムステルダム国立美術館フェルメール展での展示が終了しました。 その後は所蔵美術館である同じオランダにある

で展示されています。逆に言えば、フェルメール展開催期間にフェルメール展のチケットがなくとも、真珠の耳飾りの少女だけはマウリッツハウス美術館で見る事が出来る事になります。マウリッツハイス美術館のチケットは販売中です。

マウリッツハウス美術館チケット詳細はこちら

オランダはフェルメールの出身地で、これまでも計7作品がオランダの2つの美術館で見る事が出来ました。

関連記事

オランダでフェルメールの作品を見れる美術館をまとめました。フェルメールの作品は少なく、35作ほどしか現存していないと言われています。そのうち人気作品を含む合計7点の作品をオランダの2つの美術館でまとめて見ることができます。 […]

ですが、ここまで多くのフェルメール作品がオランダに集まるのはかなり珍しく、史上最大規模のフェルメール展の看板に偽りなしの豪華な展示会になっています。

開催時期

2023年2月10日から6月4日まで

  • アムステルダム国立美術館の常設展 17時まで営業
  • フェルメール特別展 日~水曜日18時まで 木~土曜日22時まで営業

チケット予約可能な営業カレンダーは以下になっています。(予約可能ながチケット完売したため表示されなくなっています。)

【10月10日まで】計6作品のフェルメール絵画

フェルメール展は終了しましたが、
・赤い帽子の少女
・ヴァージナルに座る若い女性
の2作品が、引き続きアムステルダム国立美術館の名誉の間で展示されており、10月10日までアムステルダム国立美術館が所蔵する4作品と加えて、計6作品を常設展のチケットのみで見る事が出来ます。

チケット詳細はこちら

チケット売場

アムステルダム国立美術館フェルメール展の予約枠は完売となりました。当日券についてはこちらにまとめて掲載しています。
関連記事

2023年オランダ アムステルダム国立美術館で開催される史上最大規模のフェルメール展はチケット売り切れ必須の人気観光スポットです。公式ホームページではチケット売切ですが、美術館内で当日券の販売が!裏技的にフェルメール展へ入場出来た人が居た[…]

フェルメール展に入るには、通常のアムステルダム国立美術館入場チケットではなくフェルメール展の入場チケットが必要です。

https://www.rijksmuseum.nl/en/whats-on/exhibitions/vermeer

日本語でチケット予約できるサービスもあります。日本語でとてもスムーズに購入できおすすめでしたが、予約券は完売となりました。

日本語でチケット購入

フェルメール展のチケット予約方法についてはこちらにまとめて掲載しています。

関連記事

アムステルダム国立美術館で行われる2023年フェルメール展チケットの買い方、購入方法や日時予約の方法についてまとめて掲載しています。常設展の入場券ではフェルメール展には入れません。フェルメール展用のチケット予約が必要です。 以[…]

常設展も見たいなら予約時間に注意!

チケット予約する入場時間はフェルメール展に入場する時間です。フェルメール展のチケットで常設展へもアクセス可能ですが、常設展→フェルメール特別展のルートなるため、アムステルダム国立美術館の常設展も行きたい場合には公式ホームページで15時以前の予約が推奨されています。

フェルメール展の後にアムステルダム国立美術館を見たいですか? 

その場合は、午後3時より前の開始時間を選択してください。

アムステルダム国立美術館の常設展は17時までですので、それ以前に美術館に入場しフェルメール展を見て、常設展へ行くという流れになるわけです。個人的には2時間弱で全部見れるのかな?というくらい見どころの多い美術館ですので、予め見どころの行くという回り方が良さそうです。というわけで、

  • 午後17時以降の時間のフェルメール展予約

をした場合は常設展には入れない(レンブラント夜警が見れない!ゴッホも見れない!美しい図書館も見れない!)ということを予め知ってから予約しないと行ってから常設展に入れない……というとても残念なことになりますので特にご注意ください!

どうしても常設展が見たい!お金がかかる裏ワザ!?

フェルメール展自体は週末は22時まで営業するなど夕方以降も楽しめますが、フェルメール展と常設展に入れるチケットは売切れている日も多くあります。お金は気にしないからとにかく両方見たい!という方が居れば

  1. 常設展用のチケット予約をする
  2. フェルメール展用のチケットを予約する

と2枚のチケットを予約すれば両方に入場可能です。例えば14時からの常設展チケットを予約、17時からのフェルメール展チケットを購入すればどちらも楽しむことが出来ます。ただしとてもお金がかかる方法なので、この日しかアムステルダムに居ない!お金がかかってもとにかく見たい!そんな人向けです。アムステルダム国立美術館の常設展のみのチケットはまだ空きが沢山あります。

チケット詳細はこちら

18歳以下は無料・要チケット予約

アムステルダム国立美術館に18歳以下の子供を同伴する場合は無料で入場可能ですが、無料の子供用チケット予約が必要です。子供分の無料チケット予約もお忘れなく。

フェルメール作品も写真撮影可

アムステルダム国立美術館で写真を撮ることができますのでフェルメール展での写真撮影も許可されています。フラッシュは禁止されています。

グッズ

図録やフェルメール展にちなんだグッズが販売されています。フェルメール展会場はもちろん、アムステルダム国立美術館のミュージアムショップでも販売されていますので、グッズのみであればフェルメール展のチケットが無くても購入可能になっていました。

図録

フェルメール展図録。史上最大規模だけあり、かなり豪華な図録です。黄色の表紙の方が欲しいと思ったら黄色はオランダ語のみということ。図録は英語とオランダ語がありました。日本でも英語版を通販で買う事が出来ます。

日本でも購入可!ミッフィー×フェルメール絵本

画家フェルメールとミッフィーの作者ディック ブルーナは、どちらもオランダ生まれの世界的に有名なアーティストです。 元気いっぱいのミッフィーがフェルメールの絵を見に行く、子供向けの可愛い絵本が登場! 2023年に開催されるアムステルダム国立美術館のフェルメール展に合わせて、アムステルダム国立美術館と共同で出版されたおすすめの絵本です。

【実際の様子】フェルメール展へ行ってきました

2023年フェルメール展に実際に行った時の様子、 日本語の対訳やお土産、ロッカーについてなどを以下にまとめて掲載しています。

関連記事

2023年オランダ アムステルダム国立美術館で開催されている史上最大規模のフェルメール展へ行ってきました。行った時の様子や、感想、お土産やグッズなど2023年フェルメール展についてレポートをまとめて掲載しています。 オランダ[…]

合計28作品という、豪華なフェルメールの作品展でした。作品の様子はこちらの動画でも見る事ができます。

日本発のツアー

羽田空港発6つの美術館を満喫!オランダ・ベルギー芸術紀行 8日間(コース番号 KK016-923)では、2月以降のツアーに 「史上最大のフェルメール展」 が組み込まれているとのこと。フェルメール展が開催される、アムステルダム国立美術館の他、ゴッホ美術館、クレラーミュラー美術館、マウリッツハウス美術館やベルギーの美術館を巡るおすすめのツアーも取り扱い中!

航空券の検索

お得な航空券をみつけてオランダに行くのもおすすめです!

場所

アムステルダム国立美術館(ライクスミュージアム / Rijksmuseum)

アムステルダム国立美術館はフェルメール作品の他にも、レンブラント、ゴッホなど見どころの多い、アムステルダム観光の人気美術館になっています。

関連記事

アムステルダム国立美術館(ライクスミュージアム)について、見どころやコインロッカー、おすすめのお土産など、周辺観光施設など、アムステルダム国立美術館に実際に何回も足を運んだ際の情報をまとめて掲載しています。 アムステルダム国[…]

アムステルダム国立美術館フェルメール展特設ページ

英語:https://www.rijksmuseum.nl/en/whats-on/exhibitions/johannes-vermeer
オランダ語:https://www.rijksmuseum.nl/nl/zien-en-doen/tentoonstellingen/johannes-vermeer

デルフトでもフェルメール展

アムステルダム国立美術館でのフェルメール展と並行して、フェルメールの故郷、デルフトにあるプリンセンホフ博物館では、フェルメール当時のデルフト文化などを展示するデルフトファンフェルメール展(2023年2月10日から6月4日)が開催されています。

プリンセンホフ博物館はフェルメール展の他にも見どころの多い博物館です。

チケット詳細はこちら

関連記事

Museum Prinsenhof Delft デルフト・プリンセンホフ博物館( Museum Prinsenhof Delft )はデルフトの中心街にある博物館です。オランダ独立戦争でオランダ王国の建国の父オラニエ公ウィレ[…]

フェルメールについて

ヨハネス・フェルメール(Johannes Vermeer)はオランダ のデルフト出身の画家で、17世紀を代表するオランダの画家です。現在でも人気が高い画家で、日本でも頻繁にフェルメール展が開催されています。フェルメールは現存する作品が少なく、全35作品(真偽不明含め37作品)といわれています。そのため、これだけの作品数が集まる作品展は希少価値の高い、まさに史上最大規模のフェルメール展になると言いう訳です。

フェルメール全35作品一覧と所蔵美術館まとめ

関連記事

オランダの画家、ヨハネス・フェルメール(Johannes Vermeer)の絵画はどこにある?35作品一覧と所蔵美術館をまとめて掲載しています。 フェルメールの作品は全部で35作品 フェルメールはオランダ黄金時[…]

その他、オランダ出身の画家フェルメールに関する記事や観光スポットを掲載していますので、良かったらご覧ください。



※記事の情報は取材時のものです。(免責事項
※写真、本文の無断掲載・使用を禁止します。


オランダ情報現在 1530 記事掲載中。

オランダ情報をチェック!