オランダのコロナ対策・情報時系列まとめ

オランダの新型コロナウィルス関連ニュースや、情報、コロナ対策、感染者数など時系列のまとめです。

オランダの新型コロナウィルス関連情報やニュースを時系列で

オランダがどんな新型コロナウイルス対策をとっているのか、取ったのか海外の施策は今後のなんらかのウイルス対策の際、 日本の新型コロナ対策の際、参考になる部分もあるかもしれません。 「ヨーロッパのコロナ対策は杜撰」「オランダの集団感染対策批判」などはたから見ると色々な声があると思いますが、一面だけではなく、一連の対策の流れを知れるよう、コロナウイルス感染時のオランダの状況と、新型コロナウイルス対策として取られている対策をオランダ在住日本人がまとめています。

一連の流れは「インテリジェントロックダウン」と言われるオランダのコロナ対策に基づいており、日本の外出自粛に近い印象です。インテリジェントロックダウンについては以下に記載しています。

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日本と大きく違うのは、政府が国内全土で学校閉鎖、施設閉鎖のルールを定めており違反した場合は罰金となる点です。イベント(サッカーを含む)の禁止も明言しており、各団体などの判断はなく国が禁止と決めています。

感じ方に関しては主観が入っています。オランダ政府の政策や声明、オランダの状況に関しては、当時の日本語、またオランダ語や英語のニュースサイトを引用し、間違いが無いよう留意しました。

2020年2月中旬

オランダのKLMは中国便を停止を発表。コロナウイルスは「アジアから感染する」「アジアからの防げば大丈夫」という雰囲気がするのをオランダでも感じました。アジア人に対する差別の話が出てきました。

2月下旬

オランダで初の新型コロナウイルス感染者が見つかる。爆発に感染者が増えていた「イタリア」経由。イタリアやオランダ南部はカーニバルの開催時期。またオランダの学校はクロッカス休暇という1週間の休暇時期と重なります。

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28日には、同じくイタリアに行っていたという2人目の感染者が報告され、3月1日には10名になります。いよいよ、オランダにもコロナウイルスが広がる雰囲気が出てきました。

3月上旬

3月6日 オランダで初のコロナウイルスによる死亡者

オランダで初のコロナウイルスによる死者が出ます。感染数は1日に10名だったものが、5日間で128名にまで増えました。死亡者が高齢だったというニュースはオランダでもよく見かけました。その後若者もかかるという事実が報じられますが、この時点ではニュースサイトにも「高齢だった」「疾病があった」などの記載をみかけました。

新型コロナ、オランダで初の死者

オランダで最初のコロナウイルスによる死亡:ロッテルダムの患者が86歳で死亡(英語)

NL Times

An 86-year-old man admitted to the Ikazia Hospital in Rotter…

3月9日 ルッテ首相による握手禁止会見

感染者数:3月9日時点 321名

新型コロナウイルスの感染者が300人以上。ルッテ首相による「握手はやめよう」会見があり、直後に握手してしまうというニュースが日本でも紹介されました。このころから、学校などでは「握手はやめよう」という事で、肘を合わせて挨拶したり、足で挨拶したりなど「人と接触を避ける」ということが首相会見でも出てきました。

3月中旬

3月12日 美術館など閉鎖・100人以上のイベントキャンセル

感染者数:3月12日時点 614名

日本では、いち早く学校が閉鎖になったのに対し、オランダでは美術館などの閉鎖が先に行われました。3月12日に、オランダ全土で100人以上が参加するイベントをキャンセルするよう要請がありました。また、美術館、博物館なども休館が要請されました。。この時点では高齢者がコロナウイルの危険層なので、子供はコロナウィルスの重大な危険がある層ではないというような見解で学校は閉鎖になりませんでした。ただ、学校に通わせないという選択をする親や、学校に訴える親などが出てきていました。

3月15日 学校やレストラン、カフェ閉鎖

感染者数: 3月15日時点 1135名 /死亡20名

6日に初の死亡者が報告されたのち、15日時点で20名の死亡が報告されるなど、急な被害拡大がみられます。新型コロナウイルスの感染拡大防止に向け、オランダ全土で全ての学校やレストラン、カフェを閉鎖すると宣言されました。

  • 小学校,中学校及び中等職業教育施設は3月16日~4月6日まで閉鎖
  • 医療,警察,公共交通機関及び消防等に従事する親の子供達は学校及び託児所での受け入れを無料手配。
  • 全ての飲食業施設は3月15日18時~4月6日まで閉鎖
  • フィットネス施設、サウナ、セックスクラブ、コーヒーショップは 3月15日18時~4月6日まで閉鎖
  • 可能な限りお互いに1.5メートルの間隔をあけるよう要請。
  • これまでの発表された措置も、すべて4月6日まで延長。

セックスクラブやコーヒーショップ(マリファナが吸える場所)の閉鎖も政府発表で明言するのがオランダらしいです。15日に発表して16日から学校閉鎖など本当にすぐの閉鎖決定でした。その後学校は各学校ごとに、オンライン授業への移行対応が行われました。その点については以下に掲載しています。

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マリファナを販売しているコーヒーショップにも長蛇の列ができるなどしました。(あまりの混雑ぶりを見かけたのか、後に、コーヒーショップ内では吸えないが、持ち帰りは可能など変更されました。)

3月16日 EU全体で水際対策 EUへの渡航制限

感染者数:3月16日時点 1413名 /死亡24名

オランダはじめ、ヨーロッパは陸続きでシェンゲン協定加盟国は、パスポートのチェックがなく移動が可能です。 3月16日にEU外の第三国からEUへの渡航を30日間、原則禁止する方針を表明しています。 日本から、EU加盟国であるオランダへの入国も同様に制限され、入国はオランダ国籍者、長期滞在許可者や医療関係者など制限がかかりました。日本からオランダへの直行便に搭乗の際、日本国籍の場合は長期滞在者である旨の確認が行われ、確認が取れない場合は、飛行機に乗れないなどの措置が開始されました。

3月17日 ルッテ首相会見

17日には、オランダのマーク・ルッテ首相の会見がありテレビでも放送されました。イギリスでも出たコロナの集団免疫(その後イギリスは撤回)がオランダでも語られました。オランダ首相がテレビで国民に向けてスピーチを行うのは、1973年のオイルショック以来だそうで、この状況の稀有さを感じます。

会見の内容(まとめ)

今後オランダの人口の大部分がこのウイルスに感染します。ウイルスに感染した人は通常、その免疫を持ちます。

  1. ウイルスを最大限にコントロールし、感染者数のピークを低め長期間に引き延ばすことで大多数の人を軽症にし、医療のキャパシティを維持するシナリオを目指す。
  2. ウィルスのコントロールできずウイルスが拡散する第二のシナリオでは医療のキャパシティが不足する。
  3. 国を完全に閉鎖しウイルスの阻止を際限なく追求する第三のシナリオでは、国を1年あるいはそれ以上停滞させなければならないが、オランダは開かれた国で、ワクチンがない以上、新型コロナウイルスは世界中に広がり、オランダも例外ではない。

これまでに発表された全ての助言や措置は、1の「最大限のコントロール」に基づく。今後何ヶ月間かは試行錯誤となるであろうが、必要な措置と、極力普通に生活を続けることのバランスを追求する。この危機が経済に与える影響に目をつぶることはできない。内閣は、オランダの企業家と被雇用者を支援するために必要なことを行う。
我々が直面する課題は極めて大きく、我々は17百万人が一丸となって対処していかねばならない。共にこの困難な時を乗り越えましょう。

首相からは、医療や学校、スーパーマーケット、交通機関などライフラインとなる業務をしている人たちへの感謝も伝えられました。

3月18日 オランダ医療相が討論中に卒倒し辞任

感染者数・死亡者数:3月18日時点 2151名 /死亡58

新型コロナウイルスへの対応の責任者でもあったブリュノ・ブラインス(Bruno Bruins)医療相は18日の会見中に倒れ、19日に辞任が発表されました。

【3月20日 AFP】オランダの議会で新型コロナウイルスに関する討論中に極度の疲労で倒れたブリュノ・ブラインス(Brun…

3月下旬

3月22日 国民の携帯へアラート

首相発表があったにもかかわらず、21日の土曜日は人の移動が多く、海岸へ行く人や公園へ行く人が増えてしまったようでした。22日に携帯へ 1.5mの距離を取って! とアラートが届きました。

3月23日 インテリジェントロックダウン

感染者数・死亡者数:3月23日時点 4749名 /死亡213名

ルッテ首相の会見がありました。新型コロナウイルス感染封じ込めのためにこれまで打ち出した集会禁止の期限を、4月6日から6月1日に延長すると発表がありました。また以下のような発表がありました。

  • 買い物と出勤は認められるが、混雑を避けるように
  • 外出は可能だが、1.5mの距離を保つように。
  • 買い物は1人でいくように。
  • 自宅に家族以外の者を呼ぶ際は、最大3名まで。
  • あらゆる場所において、人が集まることを、3月23日夜から5月31日まで禁止。学校については、現在4月6日まで閉鎖としているが、これを延長するか否かは、現在の措置の効果等を検討の上、改めて決定する。
  • 各市長は、その権限をもって、海岸、公園等の人が集まることを禁止する場所を指定することが可能。
  • 経済大臣は、小売り店やスーパーマーケット及び顧客が、1.5mの距離を維持できるような追加的な規制を制定する。
  • 外出する際、3名以上が固まって行動することを禁じる。
  • ルールに反した場合は、事業主に対しては最大4000ユーロ、個人に対しては最大400ユーロの罰金が科される。
  • 家族に1名発熱症状を持つ者が出た場合、陽性判定されていない場合であっても家族は全員自主隔離しなければならない。ただし、必要不可欠の職業に就いている者については、例外もあり得る。
  • 美容、セラピー等、身体の接触を伴うサービス・店舗は閉鎖する。

禁止対象も「100人以上」から、結婚式や葬儀を除く全ての集会に拡大されました。公共の場で、家族以外で3人以上が1.5メートルの距離を空けずに集まった場合は罰金を科すという発表もありました。

Twee van de opvallendste maatregelen: de komende tien weken …

首相は「インテリジェントロックダウン」という言葉を使っていましたが、実質的に「ロックダウン」や「外出禁止」に近い状況です。自粛という曖昧な言葉ではなく、禁止の場合を明記し、外出の際の明確なルールがあるのが分かり易い印象でした。「インテリジェントロックダウン」については以下にまとめています。

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同日、日本の外務省はオランダを感染症危険情報レベル3(渡航は止めてください。(渡航中止勧告))としています。

5月31日まで人が集まることが禁止されたことで、毎年3月末~5月に開く「キューケンホフ公園」の2020年閉園が決定します。

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3月24日 スーパーマーケットに入場規制

前日の首相発表を受けて、スーパーマーケットがカートを利用するように義務付けたり、レジにテープがはられ1.5mが保たれるようにしているなどの表示がされるようになっていました。

3月30日 ゴッホの作品が盗難

休館中の美術館でゴッホの作品が盗難にあうという事件が起きました。ラーレン(Laren)という街にあるシンガーラーレン美術館(Singer Laren Museum)で、「春のヌエネンの牧師館の庭」という作品が盗難にありました。

この作品はフローニンゲン美術館に所蔵されている作品で、シンガーラーレン美術館に貸し出しされていた作品です。3月30日はゴッホの誕生日でもあります。火事場泥棒のような行動がオランダで起き、憤りを感じます。

【3月30日 AFP】(更新、写真追加)オランダの美術館で30日未明、巨匠ビンセント・ファン・ゴッホ(Vincent v…

3月31日 インテリジェントロックダウン延長

首相の会見があり、 新型コロナウイルス感染症対策としてこれまでオランダ政府が行っていた措置「インテリジェントロックダウン」についての延長等について発表しました 。

  • レストラン等飲食店、美術館、美容院等の閉鎖は4月28日まで延長
  • 学校は5月3日まで閉鎖延長
  • イベント(サッカーを含む)の禁止は 5月31日まで。
  • 可能な限りの在宅勤務と自宅待機を徹底することを引き続き求める。
  • 復活祭休暇及び5月休暇に、オランダ国内外を問わず、外出・旅行を企画しないよう勧告。
  • キャンプ場のトイレ・シャワー等の施設を閉鎖するため、使用は不可能。
  • 既存の措置は、一定の効果を発揮しているが、さらに4週間継続が必要。
  • 4月28日以降のさらなる延長の可能性も十分ある。
  • 4月21日の週に延長の要否を検討し、改めて発表する。
  • 医療体制については、4月5日までにICU2400床までの増床を実現。さらに、スポーツセンターやホテルを利用したコロナセンターを開設。検査数は既に現在17000人/日まで増やしたが、限界である29000人/日まで増やす予定。

ルッテ首相は、医療関係者の尽力、オランダ国民が困難な状況にあわせてライフスタイルを変更していることに感謝を表明し、その上で、専門家の分析によれば、終息は見えていないと述べました。4月28日以降も通常に戻る訳ではなく、現在のオランダ国内措置の延長の見通しについても現時点では不明と述べました。

4月上旬

4月8日 EUへの渡航禁止延長

欧州連合(EU)の執行機関である欧州委員会は8日、EU域内への不要不急な移動を原則禁止する措置を5月15日まで延長するよう加盟国に提案したと発表がありました。

日本経済新聞

【ブリュッセル=竹内康雄】欧州連合(EU)の執行機関である欧州委員会は8日、EU域内への不要不急な移動を原則禁止する措置…

4月9日 107歳の女性が回復

3オランダ人女性がコロナウイルスに感染し、回復が報告されます。 月16日に107歳の誕生日を迎えた、 誕生日の翌日に感染が見つかったそうですが、無事回復されたようです。おそらく世界でパンデミックの最年長の生存者だと思われ、日本でも報道されました。

4月下旬

4月22日 小学校の再開を発表

4月22日時点  34842名 / 死亡 4054名

ルッテ首相の会見があり、小学校の再開や、イベント期間の延長について発表がありました。先にも書いていますが、オランダ全土への告知です。一部、地域の実情に合わせて異なる取り決めを認めています。

教育について

小学校(特殊(小)学校、託児所を含む、12歳までの児童対象の学校)は5月11日に再開する。教室には半分のみ出席とし、隔日等の方法により、遠隔教育も活用して授業を行う。実際の運用については、学校ごとに検討。
中・高等学校については、6月2日の再開を目指して準備を行う。ただし、それまでの間の感染状況次第では、変更(または一部の再開等)もあり得る。

スポーツについて

4月29日以降、子供は戸外でのスポーツを行うことが可能。公式試合は禁止。

  • 12歳までの児童は、戸外で監督者の下でスポーツを行うことが可能。距離の制約はない。
  • 13歳から18歳までの子供は、戸外で監督者の下でスポーツを行うことが可能だが、1.5mの距離を維持しなければならない。
  • 各市は、スポーツクラブやコーチと個別にこれらの活動のための協議を行い、取り決めを行う。その内容は、地域の実情に合わせて異なるものであってよい。プロスポーツ選手については、1.5mの距離を維持することを条件に、個々に指定された訓練施設においてトレーニングを再開できる。
  • シャワーを浴びる際は、自宅に帰って浴びる必要がある。

高齢者への訪問

70歳以上の高齢者への訪問禁止は、緩和される。4月19日以降、70歳以上の高齢者の自宅には、1、2名のある程度定期的な訪問が認められる。

イベント

イベントは、急速かつ大規模な感染のリスクが大きいため、許可制及び届出制のイベントの禁止は8月31日まで延長。プロサッカーの試合も含まれる。

接触を必要とするサービス(マッサージ、美容院、理容院等)、レストラン、カフェ等

閉鎖等の措置は、5月19日まで延長。この1週間前に、今回同様感染状況を踏まえ、延長あるいは緩和等について検討され、方針が発表される。

夏は、アムステルダムゲイパレード、4年に一度の開催が2020年にあたるセイル・アムステルダムなど、参加人数の多いイベントが多く行われる予定でした。準備期間を考え、早めの中止を告知されたと想定されます。

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オランダの学校開始については日本の報道機関でも報じられました。

この時点でまだ日に3桁の感染者数、死亡者も3桁の推移を見せており「緩和はまだ早い」というのが印象でした。

5月上旬

5月6日 中学校の再開・ 接触が必要となる職種の再開を発表

6月1日から中学校の再開や、5月11日からの接触が必要な職種の再開が発表されました。ロックダウン緩和のスケジュール発表もありました。

接触が必要となる職種の再開を許可

  • 自動車教習所、準医療(栄養士、マッサージ師、作業療法士、義歯専門家等)
  • 美容関係の業務(理髪師、美容師、ネイリスト等)
  • 治療従事者(鍼師、ホメオパシー療法士等)

など、接触が必要となる職種の大半の業務再開が許可されました。

可能な限り、顧客と1.5mの距離を維持しながら作業を行う、予約制とするなどの条件が提示されています。

図書館

1.5mの距離をとれるよう対策した上で、再開を許可。

6月1日から再開予定

いずれも一定の条件が課されていますが、再開の予定となっています。

  • 中・高等学校再開
  • レストラン、カフェ
  • 映画館、コンサートホール
  • 博物館、美術館

5月11日 小学校再開

感染者数:5月11日時点  42788名 / 死亡 5456名

オランダでは5月11日より小学校が再開となりました。分散登校の対策を各学校それぞれの形で運用しています。

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6月1日

1.5mのソーシャルディスタンス、在宅勤務の推奨などはそのままの上で、レストランの営業再開や、美術館や博物館の営業再開について規制緩和がありました。

規制緩和

  • レストラン 人数制限ありで再開
  • 美術館・博物館要予約で再開
  • 6月8日から小学校完全再開

公共交通機関でマスク着用義務義務化

公共交通機関のマスク着用義務化が開始しました。罰金95ユーロとなっています。

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7月1日 さらに規制緩和

1.5mのソーシャルディスタンス、在宅勤務の推奨などはそのままです。

  • 飲食店、劇場、映画館、教会、モスクなど集会やイベント 予約があれば上限人数なし
  • スタジアムでのスポーツイベント観戦が可能に
  • 不要不急でも公共交通機関の利用に(マスク着用義務は継続)
  • スポーツジム再開
  • サウナ、カジノ、セックスワーク再開
  • 中高等学校は夏休み明け(9月)から完全再開予定

その他発表されたロックダウン緩和のスケジュールはオランダのロックダウン解除にまとめています。

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